A CNET SITE CNET Japan

 12月17日に上場したグリー。同社のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「GREE」は釣りやペット育成といったゲームをでも多くのユーザーを引きつけている。そしてご存じ、ディー・エヌ・エー(DeNA)の「モバゲータウン」もSNSとゲームにより多くのユーザーを集めている。1年ほど前からはミクシィもmixiモバイルでゲームを展開している。

 こうみるとゲームはウェブサービスに人を集める1つの原動力になりつつあるといっても過言ではない。

 前述のゲームはモバイルサービスと連携したものだが、ネットとゲームの関わりは非常に深い。PCでは、古くは1990年代に発売された「ウルティマオンライン」をはじめ、「ディアブロ」や「エヴァークエスト」「ウォークラフト」などMMORPGを中心としてオンラインゲームが多くのユーザーを集めている。

 また、コナミの「ときめきメモリアル」に代表される恋愛シミュレーションゲームは1980年代からPCやコンシュマー向けのゲーム機で発売されている。しかし最近では、こういったゲームの要素を持つSNS「ウェブカレ」なども登場し、ゲームとネットの融合という意味では新しい展開を見せている。

 ニンテンドーDSやプレイステーションポータブル(PSP)といった携帯ゲーム機でも、オンラインでの対戦やコミュニケーション機能など、インターネットを利用したサービスが増えている。巨大SNS「Facebook」においても、人気アプリはゲーム関連のものが多く、またiPhoneでも「Tap Tap」をはじめ多くのゲームがユーザーを虜にしている。景気の後退も影響して、ほかのレジャーに比べて比較的お金のかからないゲームが注目を集めているという見方もある。

 海外では、ゲームの開発および共有プラットフォーム「YoYo Games」やMygame.com、ゲームの動画共有サービス「WeGame.com」、ゲームのストリーミング配信サービス「PlayCafe」など、ゲームをより楽しむためのサービスも増えてきている。

 さらに昨今の動きとしては、このようなゲームをマルチプラットフォームで展開するためのインフラやサードパーティによる動きが非常に大きくなっている。ただ、それと対峙する動きとしてすべてのゲームが異なるプラットフォーム、ハードウェア上で楽しめるものでもない。

 たとえばSNSのゲームはSNSならではの要素を持ったゲーム、iPhoneでは位置情報やタッチパネルを活用したゲームなど端末やコミュニティの性質に応じたゲームが多くのユーザーを集める傾向にもある。こう考えると、今後も「ミニブログ」を利用したゲームや、androidならではのゲームなど、そのインフラに合ったゲームの可能性はまだまだあるのではないだろうか。