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 ギャザリング方式によるネット通販を手掛けるネットプライスドットコムの株価が戻りを本格化させてきた。12月初旬に3万円近辺で推移していた株価は足元で急速に上昇しており、22日の取引では値幅制限いっぱいとなるストップ高となり、5万5300円まで上昇。消費不況を追い風とする企業として投資家の注目を集めている。

 景気動向の急速な減速を受け、消費関連企業の苦戦が伝わっている。中で、Eコマースに代表される巣ごもり消費が好調という。楽天やヤフーの業績好調が報じられるなかで、ギャザリング事業を手掛けるネットプライスにも物色の矛先が向かっていった恰好だ。

 ネットプライスの手掛ける消費者の低価格志向を追い風に需要を伸ばしている。11月の受注高は前年同月比9.4%増の8億6700万円だった。年末商戦が本格化する12月は、消費不況も追い風に受注を伸ばしていることが観測されている。

 ネットプライスは2008年9月期業績を、決算発表直前に大幅増額修正していた。2008年9月期の連結経常利益は1億9000万円(2007年9月期は5億8400万円の赤字)。2009年9月期業績は、08年9月期実績比8.8%減の1億7400万円と減益見込みを示しているが、前期と同様に増額修正され、増益転換する可能性も指摘され始めている。

 一方でネットプライスは米イーベイや中アリババなどとの協業も行っている。今月4日には、子会社で米イーベイと共同で海外オークション「セカイモン」を行っているショップエアラインが、ヤフーとの試験的連携を開始したと発表。今後は提携戦略の動向も株価の行方に影響してきそうだ。

 楽天やネットプライスのほか、市場では衣料品ネット販売のスタートトゥデイやウェブショップ運営システム提供などを手掛けるEストアー、価格比較サイトのカカクコムなども、巣ごもり消費関連銘柄として注目しているようだ。