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 PLAYSTATION 3(PS3)などに使われている高性能マルチコアプロセッサー「Cell」を使ったソリューションを手がけるフィックスターズは11月11日、Linux OSなどを提供する米Terra Soft Solutionsから全事業を10月31日付けで買収したと発表した。

 Terra Soft Solutionsは、フィックスターズの製品である「Fixstars Giga Accel 180」やソニー製「Sony ZEGO BCU-100」を含め、すべてのCell製品をサポートする唯一のLinux OSである「Yellow Dog Linux」を開発・販売していた。2006年には初のPS3対応Linuxを発売している。今回の事業買収でフィックスターズがそのすべての権利を引き継いだ。

 フィックスターズ代表取締役社長兼CEOの三木聡氏は「今回の買収で、Cellユーザーにハードからソフトまで一貫したサービスを提供できる」と話している。組み込みの場合には、システムに何らかの問題があった場合、OSのバグなのか、ハードのバグなのかはっきりしないこともあるという。しかし今後はそういった場合でも一括してサポートできる。

 実際の買収に当たっては、フィックスターズの100%出資の米子会社、フィックスターズ・ソリューションズが受け皿となった。Terra Soft SolutionsCEOのカイ・スタッツ氏はフィックスターズ・ソリューションズのCOOに就任した。

 フィックスターズは2002年の創業で、資本金は1億9680万円。Cellに特化して開発を進めており、みずほ証券や三菱総合研究所、ソニーなどへの納入実績がある。