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 コンテンツ配信や人材関連事業を手がけるUSENが10月15日に発表した2008年8月期の連結決算は、連結最終損益が539億800万円の赤字(前年同期は30億8700万円の黒字)になった。

 子会社にしたインテリジェンスののれん代償却が354億円にのぼったほか、映像コンテンツのギャガ・コミュニケーションズ関連でのれん代償却36億円、映画の権利買い付け・制作事業からの撤退損失95億円なども特別損失に計上した。数年来のM&Aによる事業規模拡大が想定通りの収益向上に結びついていない。

 本業の儲けを表す営業利益は124億2800万円と22%減った。足を引っ張ったのは映像・コンテンツ事業。ギャガの映画事業の不振や無料ブロードバンドサービス「GyaO」の収益化の遅れなどが響いた。

 売上高は7%減の2815億7700万円。2007年8月期の売上高が、インテリジェンスの業績を14カ月分取り込んだ会計処理によりかさ上げされていたことが影響している。12カ月分に調整した数値と比較すると4%増収になるという。

 映像・コンテンツ事業の収益を改善するため、USENは同日、10月下旬にGyaO事業を100%子会社として分社すると発表した。ギャガの不採算事業を宇野康秀社長が個人出資で設立した会社に移管したのに続く措置。分社化で収益管理を徹底したり、テレビ向け有料サービスのGyaO NEXTなどの顧客開拓を強化したりすることで早期の黒字化を目指す考え。宇野社長は同日の決算説明会で、GyaO事業について「他社との提携など事業の枠組みを見直す」と説明していた。