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 洞爺湖サミットの影響かCSRへの注目が高まっているからか、昨今、環境問題やエコに関連したウェブサービスが増えてきた。そこで今回はそのような環境問題に関連したウェブサービスの動きを簡単に追いかけてみる。

 まず、7月3日にYahoo!は、個人が二酸化炭素の排出権を買い取ることができる「Yahoo!カーボンオフセット」をスタートした。現状の参加者は1300人を超え、削減換算量は119トン、金額にして44万円に達する。

 対してGoogleはGoogleマップと環境コンテンツを組み合わせた「Google One Green プロジェクト」を開始。各都道府県のCO2排出量や発電所の場所を見ることができる。他に、環境に関するアイデアなどを投稿することも可能で、企業などがエコの取り込みを紹介している。現在参加者は約1300人。

 なお、Googleは以前から慈善事業「Google.org」を筆頭に環境問題には積極的に取り組んでいるのはご存じの通り。

 同じく検索業界としては7月9日、リスティング広告の導入支援などを手がける「adingo」が「Leafbank(リーフバンク)」という検索ツールバーをリリース。このツールバーを使って検索した場合、広告収益の2割が環境保護関連NPOやNGOに寄付される。ユニークな点としては自分の「検索数(累計含む)」と全体における「検索順位」が表示されるという点だろう。それにより、ユーザーは競争心を刺激されるかもしれない。

 また結婚プロデュースを行う「LADIRB」では、環境に配慮したエコな結婚式のサイト「eco-wedding」を開始。エコなブライダルグッズやエコな演出(キャンドルサービスやノーマイカーのアイデア)などの情報が投稿されている。

 また、法人が社内で環境問題を取り込む際に活用できるサービスも増えてきた。

 たとえばソーシャルネットワーキングサービス(SNS)ソリューションを提供する「Beat Communication」は、先日エコ活動を促進する「ecostyle」というソーシャルメディアを開始。ここでは自分のエコ活動の報告やエコアイテムの登録などエコロジーに関したコミュニケーションを行うことができる。

 またビジュアルコミュニケーション関連サービスを提供する「ブイキューブ」は「ECOメーター」の提供を発表。同社が提供するオンラインのコミュニケーションサービス「nice to meet you ミーティング」を使った場合に、「使わなかった場合よりも削減できた二酸化炭素」などが表示される。8月から提供開始される予定。

 変わったところでは講談社がエココンテンツを配信するサイト「エコログ」をオープン。「おもしろくてためになる」コンテンツの提供を行うという。今はペンギンの動画が公開され、ペンギン好きな人(私含む)にとっては興味をひかれるところ。

 同じく動物つながりとして、ペンギンではなくシロクマをメインに打ち出したサイトも登場。「早稲田環境研究所」と「地球健康クラブ」によるCO2の排出量が把握できるサイト「469ma.jp」だ。このように、環境関連のサイトでは動物がイメージとして利用されることが多い。やはり、環境への関心を惹くことができるのだろうか。

 またモバイル業界でも環境問題への動きはある。

 たとえば、モバイルマーケティングを行う「インタースパイア」は、環境に配慮した商品の購入ができるモバイルECサイト「Re Earth」を開始。また、KDDIは坂本龍一氏らとともに着うたフルのダウンロード収益の一部を環境保護団体に寄付する「solamido」を開始。

 アメリカなどでは、日本よりも環境に関連したウェブサービスやコンテンツは多い。たとえば、エコ関連グッズのレビューサイト「Greener One」や環境問題に意識が高い人のSNS「Make Me Sustainable」など、数百以上の環境関連ソーシャルメディアが登場している。

 日本ではどれほど環境に関心があるユーザーがいるのかわからないところだが、このように関心が高まっていることは間違いないだろう。そのため今後、日本でも、ますますこのようなサービスは増えてくることが予想できる。ただし、既存のコミュニティーサイト(ブログやSNS、動画、EC)などのエコ化は簡単だが、ニーズにあったコンテンツと仕組みを提供できるかどうかはまだまだ工夫が必要だろう。