2008年1月24日 12時57分
文:Reuters
翻訳校正:藤原聡美、小林理子
Googleから資金提供を受けている株式非公開企業が、現地時間1月22日に欧州とカナダで、ウェブベースでDNAテストを行うサービスを開始した。この企業の共同創設者には、Googleの共同創設者の1人であるSergey Brin氏の妻が名を連ねている。
この企業23andMeは、米国ではすでに2007年11月にサービス提供を始めており、米国でのサービス料金は999ドルだ。
23andMeの共同創設者、Linda Avey氏とAnne Wojcicki氏は、1月23日からスイスのダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)の年次総会に参加し、同社のサービスを広く紹介する。
Wojcicki氏は、2007年春にGoogleの共同創設者Brin氏と結婚した。その直後にGoogleは、23andMeに390万ドルを投資している。23andMeのサービスは、同社サイトで登録したユーザーが唾液のサンプルを郵送すると、4〜6週間後に分析結果がオンラインで確認できるようになり、自分の遺伝的特質や血統情報を知ることができるというものだ。
Avey氏は次のように語っている。「われわれのサービスに対して、米国以外の国や地域でも関心が非常に高まっている。今回、欧州およびカナダでサービスを開始できることを嬉しく思う。将来は地域をさらに広げてグローバルな展開を図りたいと願っている」
人間のゲノムを構成する染色体が23対あることにちなんで名付けられた23andMeのサイトでは、ユーザーのゲノムにおける50万を超えるデータポイントを、視覚的で理解しやすいように表示するとうたっている。
ただ現在の段階では、病気にかかる可能性がどの程度かというようなリスクに関する検査を行うわけではないという。
だが、こうしたサービスは英国のような国では物議を醸す原因になるかもしれない。英国の専門家には、DNAテストはおおかたの場合ほとんど価値がなく、不必要に健康不安を引き起こすだけだと言う人もいる。英国のヒト遺伝学委員会(HGC)の委員を務めるChristine Patch氏は、2カ月前(米国でのサービス開始のころ)、多くは金の無駄遣いだと思うと述べていた。
この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記事へ
コメント ( 0 )