エグゼキューブは3月14日、電子マネーを利用したギフト専門のサイトのモバイル版「EXEPASS」(http://www.exepass.jp/)を開設した。
EXEPASSは、「体験型ギフト」の購入から贈呈先への進呈、温泉宿などの宿泊予約、さらに追加購入、関連販売まで一貫したサービスを提供するサイト。体験型ギフトとは、ホテルや旅館の宿泊、ゴルフ、エステ、レストランの利用を贈ること。ギフトの申し込みから贈り先への発送、ギフトの交換、エグゼキューブ独自の電子マネー「EXEPASS」によるサービスなどを提供する。
ユーザーは、予算に応じた「EXEPASSカード」と「EXETIMEカタログ」のセットの購入が可能。フリーワード入力による商品の検索のほか、複数ワードによる絞り込み検索もできる。また、一度の注文で、複数の配送先への申し込みが可能。「内祝」「快気祝」など、利用目的に応じてのし加工も可能となっている。
無料の会員登録をすると、プリペイド型ギフトカード「EXEPASSギフトカード」の利用が可能。チャージや残高の確認のほか、複数のEXEPASSギフトカードの所持金を統合して利用することもできる。
また、全国約300の温泉旅館、ホテルなどの宿泊施設の予約が可能となる。EXEPASSギフトカード利用により、ゴルフ、エステ、レストランなど体験系のコンテンツに加え、これまでのカタログギフト同様、産地直送品や雑貨など、約1000点の商品と交換もできる。
さらに、マイページ機能により、氏名や住所、商品配送先、パスワードなど登録情報の編集が可能。商品レコメンド機能により、ユーザーレビューの投稿もできる。
なお、エグゼキューブ独自の電子マネーである、EXEPASSカードは、カード本体に価値を持たず、残高をサーバー管理する仕組みのプラスチック製ギフトカードとなる。
シリウステクノロジーズは2008年2月10日に開催された「Tech Venture 2008」で国内の有望なベンチャー企業10社に選出された企業だ。同社は「位置情報に付随して表示するマッチング広告」という、モバイルならではの広告手法を開拓している。東京大学在学中の2004年に学生起業家として同社を創業した宮澤弦社長に、中核サービスである「AdLocal」や今後のビジョンについて聞いた。
AdLocalは、2005年末からテストサービスを開始して2006年春から本格稼動を開始した当社の中核サービスです。
分かりやすく言うと、オーバーチュアやGoogleアドワーズが、「キーワードにマッチした広告を表示するリスティング広告」だとすれば、AdLocalは「住所に対するマッチング広告」です。近くにいる人に、単価が高くてクリック率の高い広告を提供するというコンセプトのもとに地域広告を提供しています。
たとえば、提携メディアのひとつである「モバゲータウン」の表示例で言いますと、サイト内に「タウン」いうメニューがあって、日本中のローカル地図が表示されていてユーザーが家を建てたりして遊べるのですが、場所ごとに当社の地域広告が掲載されています。そこをクリックすることでユーザーはクーポンをゲットできたり、あるいはその地域の求人情報などを見ることができます。
広告が掲載されるサイトの仕様によってさまざまですが、サイトのページ自体が緯度経度情報を持っている場合もありますし、また、クリックすることでGPSを用いた位置情報をこちらに送ってもらって、地域の広告をマッチングしている場合もあります。
AdLocalでは、GPSだけではなくさまざまな位置情報を処理しています。たとえば、「渋谷」などのクエリが入力された場合は、地名をいったん緯度経度情報に変換して当社が蓄積している地域ごとの広告にリンクさせます。他にも、基地局情報や、(NTTドコモの)iエリアなどから変換することもできます。
「位置情報」と言っても本当にさまざまなフォーマットがあります。当社の技術的な強みは、そうしたさまざまな位置情報が上がってくると、瞬時に緯度経度情報に変換して、何万もある広告の中から広告単価とクリック率を判断して、結果を1つか2つのリンクとして媒体側に返せることです。それら一連の処理をわずか0.1秒以内で返すことができます。
キーワード連動広告の場合、たとえば渋谷にいるお客さんを誘導したかったら、「渋谷」というキーワードが直接含まれていなければなりませんよね?しかし、実際の住所が渋谷でなくても、徒歩圏内で行ける場所は広告価値があります。緯度経度情報なら、住所に関係なく情報を提供できます。だから「実際は近くにいるのに情報が出てこない」という広告表示の機会損失を減らすことができます。これが位置連動広告の強みです。
鳴海淳義(編集部)
アパレルECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは3月14日、アパレルメーカーのEC支援事業を開始することを、同日開催された取締役会で決議した。
事業の内容は、ZOZOTOWN運営のために構築している自社システム、物流インフラを活用し、アパレルメーカーが独自に運営するECサイトのシステム開発、デザイン制作、物流請負、マーケティング支援などを行うもの。4月からの稼働を予定している。
スタートトゥデイは今回の新事業について、収益モデルの多角化の一環であると同時に、ファッション関連マーケットにおけるBtoB領域への事業展開の端緒となるものだとしている。
同社は将来的に、現在の主力事業であるECに次ぐ事業として、アパレルメーカーのEC支援事業をはじめ、さまざまなBtoB領域への事業展開を推進していく計画だ。
鳴海淳義(編集部)
mixiやニコニコ動画などで1円単位での“投げ銭”を募ることできるサービス「billio.com」の手数料が、3月14日から無料となった。
従来のbillioの投げ銭手数料体系では、1円の投げ銭を行うにも最低10円の手数料が必要であり、サービススタート時より「少額の投げ銭には抵抗がある」との意見が多くのユーザーから寄せられていたという。
今回の改訂により、1円〜50円の手数料が無料となった。51円以上は「billio送金」として3円からの送金手数料が適用される。料金体系は以下の通り。
billioは、個人でも1円単位での投げ銭や寄付を募ることができるサービス。3月3日より、mixiのプロフィールやニコニコ動画の説明文などにも投げ銭を募るためのリンクを貼り付けられるようになっている。今後、無料でオンラインショップが開けるカート機能や、定期的に会費を徴収できる継続課金機能、既存のウェブサイトにユーザー間支払い機能を実装できるAPI、携帯電話同士でクレジットカードを使って相手に電子マネー送金ができるモバイル対応サービスなどを2008年春に向けて順次リリースする予定だ。
パナマのbillio international corporationがサービスの開発・運営を行い、シリコンバレーのValley Payment Systems LLCが米国と日本における販売代理業務とPR業務などを担当している。
永井美智子(編集部)
ニコニコ動画は単なる動画共有サイトではなく、ほかのユーザーと動画を見ながら語りあったり、感想を言い合ったりする「感情を表現し、共有する場」だ――3月14日に東京都内で開催されたオンラインゲーム開発者向けのカンファレンス「OGC 2008」において、ニコニコ動画を運営するニワンゴの代表取締役社長、杉本誠司氏が講演し、ニコニコ動画の現状と、目指している方向について述べた。
杉本氏によれば、ニコニコ動画を開発した動機として、「これまでの動画サイトは映像が流れてくるだけで、臨場感がなかった。もっとその臨場感を共有できたら、という思いが根底にある」と話す。
累計登録者数は3月11日時点で580万人。このうち、「プレミアム会員」と呼ばれる有料会員数は19万2000人、携帯電話での利用会員は119万人だ。
男女比を見ると、男性が71%、女性が29%。年齢別に見ると20代が圧倒的に多く47%、次いで10代の27%、30代の18%となる。ただし、NTTドコモの公式サイトになったことなどが奏功して10代のユーザーが増えているといい、「モバイル向けの施策は今後積極的にやっていきたい」という。
ニコニコ動画の収入源は有料会員からの月額利用料のほか、バナーなどの純広告と、動画に関連したアフィリエイト広告を視聴ユーザーが自由に掲載できる「ニコニコ市場」からの売り上げがある。杉本氏によれば、2月の総取扱高は2億8600万円にものぼるという。
ニコニコ市場は、杉本氏によれば「話のネタを増幅させるツール」だ。動画の端に映っていたグッズや、歌のフレーズの一部に出てくるものなどを、動画を見たユーザーがAmazon.co.jpなどで探して貼り付ける。これにより、ある動画に少しだけ映っていた、光が当たると葉が揺れるおもちゃ「フリップフラップ」や、ある曲の「Go My Way」というフレーズが「ごまあえ」に聞こえることから、すりゴマがニコニコ市場で大ヒットするといった現象も起きている。
「動画を見たユーザーが、自分の気持ちを表す商品を掲載し、それに共感した別のユーザーがその気持ちを示すために商品を買っている」
2月には、ユーザーが商品を購入すると、サイト上部に「○○さんが△△(動画の番号)を見て××を購入しました!」といった表示が出る「電光掲示板」という機能を追加した。「商品を買う側のモチベーションになっており、かなり受けている。これを実装してからずいぶん売り上げが伸びた」と杉本氏は話す。誰かが商品を購入したこと自体を広告にする手法は「ソーシャルアド」と呼ばれているが、商品を購入すること自体が、ユーザーにとっての自己表現になっているということだ。