文:Rafe Needleman(Webware.com)
翻訳校正:菊地千枝子
将来的には、このDNAテストはAncestry.comの標準的な家系関連のウェブサービスに盛り込まれる予定である。このシステムでは、関係する遺伝子マーカーを「推測」する。例えば、ある家族の男系に属する各人は、Y染色体マーカーを共有すると想定し(息子と父親の血がつながっているならそうなる)、その情報を利用して、家族関係を推測して家系図を描いていくのだ。ソーシャルネットワークへのサインアップもこのように機能すれば良いのだが。
これは高価なサービスである:個別のテストの価格は149〜199ドルであり、発注したサービスの種類やテスト、そしてテストを受ける人の性別に応じて異なってくる。テストを価値あるものとするには、家族の他メンバーもテストを受ける必要がある。とはいえDNA Ancestryでは、何世代にもわたる遺伝系列に付着してきた遺伝子マーカーをテストするために、ある家系に属する数人のテスト結果が得られれば、この料金を有意義なものとすることができる。もしテストにより、これまで知らなかった人々、あるいは知っていた人々でも、つながりがあることが判明すれば、なおさらのことである。
お父さん?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
ターボリナックスは10月31日、エントリーレベルからミッドレンジまでを対象となるLinuxサーバOSの新版となる「Turbolinux 11 Server」(11S)を11月29日から販売を開始することを発表した。価格は4万9350円からとなっている。
前版から3年ぶりのメジャーバージョンアップとなる11Sは、「Simple、Smart、Surprise」をコンセプトとしてウェブやメールなどのエッジ系サーバ、ファイルサーバ、部門サーバに最適としている。同社の事業推進本部長の森蔭政幸氏によれば、「ウェブ系パフォーマンスでは従来製品と比較して1.5倍強向上している」という。エッジ系に必要とされるサーバアプリケーションが1枚のCDに収録され、「ものの10分程度で導入できる」(森蔭氏)と説明している。
事業推進本部長の森蔭政幸氏
また、ウェブシステムで現在主流となっているLAMP/LAPPの基盤ソフト群も搭載されている。具体的には、「Apache 2.2.6」「MySQL 5.0.45」「PostgreSQL 8.2.5」「PHP 5.2.4」となっている。PHPでは、開発環境と運用環境をワンパッケージにした「Zend Core」、PHPの標準となっている開発フレームワーク「Zend Framework」、PHPで構築されたシステムの実行速度を高速化させられるというPHPコード最適化ツールである「Zend Optimizer」も加えられている。
PHP系ツールを強化した背景として、「Yahoo!やflickr、diggなどの米での大手ネットサービスのサイトはPHPで構築されている」(森蔭氏)ことなどを挙げるとともに、アジアでのPHPでのシェアが増加、「世界でのPHPエンジニアが順調に増加している」(同氏)こともある。
PHPで構築されているというサイト
アジア圏でPHPで構築されたサイト数が圧倒的に多い
Javaや.NETの全体には及ばないものの、PHPエンジニアの伸びも高い
エルゴ・ブレインズは10月31日、ユーザーが作成したバーチャルな部屋で自分の持ち物 を売買できるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「roomono(ルーモノ)」を公開した。
roomonoでは部屋の背景や本棚、CD・DVDシェルフ、おもちゃ箱、デスク、インテリア・家電、クローゼット、ガレージなどのパーツを6種類の中から自由に組み合わせたバーチャルな部屋で、登録した商品を披露または販売することができる。また、愛読書などを推薦・紹介し、アフィリエイト収益を得ることもできる。
このサイトでは同社が独自に開発したエスクロー決済機能を採用した基幹システ ム「EBIES(エビス)」を搭載し、ネット上での個人間売買の効率をを上げている。会員登録料および月額定額使用料は無料。同社は売買時の商品代金の5%を売り手と買い手から徴収する。
エルゴ・ブレインズでは2008年1月末までに、約1万人の会員獲得を目指す。
まぐクリックは10月31日、ウノウの株式200株を10月30日付で取得し、資本提携したと発表した。
これにより、子会社でモバイルメディア事業を展開するGMOモバイルとウノウとの間の、携帯向け無料メーリングリストサービス「sugu.CC(スグシー)」の広告商品の企画と開発分野における業務提携関係、およびモバイル広告事業の基盤強化を図る。
まぐクリックとウノウでは、9月からウノウが開発したsugu.CCのサービス運営をGMOモバイルが譲り受けると共に、広告商品の企画・開発分野で業務提携している。
このたび、まぐクリックとウノウのさらなる関係強化のため資本提携に至った。両社は、この資本提携を通じて、sugu.CCにおけるGMOモバイルとウノウの業務提携をいっそう強化するとともに、インターネットにおける連携したサービスの拡充と、開発等の強固な関係を築いていくとしている。
なお、sugu.CCのサービス運営はGMOモバイルが行なっており、既存のモバイルメールマガジン配信サービス「メルモ」との連携を図ることで利用を促進。これにより、ユーザビリティ強化と媒体収益化を目指す。また、sugu.CCの機能開発やシステム運用については、ウノウが担当する。
永井美智子(編集部)、岩本有平(編集部)
ロングリーチグループはグループ会社であるLongreach Capital Pertners 1,L.P.、LONGREACH HOLDINGS IRELAND、Longreach GP Commitment L.P.が発行済株式のすべてを保有するCJホールディングスを通じ、サイバードホールディングスの発行済み普通株式および新株予約権の公開買い付けを行う。
発行済み普通株式の買付額は1株6万円。この価格はジャスダック証券取引所における10月30日の終値5万2900円に13.4%、過去3カ月の終値の平均値に40.8%のプレミアムを加えた額となる。また、サイバードホールディングス代表取締役社長の堀主知ロバート氏はMBO後も同社の代表にとどまるとともに、CJホールディングスに出資し、同社の取締役に就任する。
同日のサイバードホールディングスの株価は、これまで長期低迷してきたが、この日の終値(非公開化の発表は大引け後)は前日比700円高(1.3%高)の5万3000円だった。直近では、この日のMBOの話を先取るように、9月21日の3万1200円を底に上昇してきた。公開買付の期間は11月1日から30営業日となる12月13日までとなっており、自己株式を除く完全希薄後株式総数の3分の2以上の株主が公開買付に応募および賛同した場合、すべての株式を買い取る。
サイバードホールディングス代表取締役社長兼グループCEOの堀主知ロバート
同日に開かれた会見でサイバードホールディングス代表取締役社長兼グループCEOの堀主知ロバートは、今回のMBOについて、「攻めの姿勢」であることを強調する。同社では現在、モバイルを中心にしたコンテンツ事業、そしてコマース事業といった事業を中心にしている。その一方でモバイル広告を中心としたモバイルインターネット市場が急成長期にあることから、大規模な投資を予定している。
しかしその結果、短期的には業績の成長鈍化、株価の不安定化といったリスクがあり、中長期的な企業価値を向上させるためには短期的な足元の業績に左右されない先行投資が必要と判断したためとしている。
また、ロングリーチグループと協力することについては、サイバードのモバイル事業に対する理解が深いこと、IT業界や金融業界に関するノウハウを持っていることを挙げ、「数あるファンドの中でも条件がそろうのはロングリーチグループだけだった」(堀氏)とした。
ロングリーチグループのグループチェアマン兼取締役パートナーのMark Chiba氏
今後、ロングリーチグループはサイバードホールディングスに対し資金提供や人材紹介なども行っていく。イグジットについて、ロングリーチグループのグループチェアマン兼取締役パートナーのMark Chiba氏は「何年か後に別の会社としてIPOすること」とした上で、「モバイル業界は変化著しい。長期的な保有も含めて柔軟に対応していきたい」と説明した。
長期的に見ると、サイバードホールディングスの株価は終値ベースで2005年8月1日に39万2000円をつけて以来、2007年9月21日までの2年弱で最高値の約12分の1となる3万1200円まで下げ続けてきた。これについては「株価は複雑な動きをするもの。今の株価がマーケットの評価」(堀氏)、「株価の低下は『株式を公開するべきではない』という市場の判断」(Chiba氏)とそれぞれコメントした。