指紋認証ソリューションのディー・ディー・エスに先高感が高まっている。
セキュリティ意識の高まりを背景に、将来有望なベンチャー企業とみられていたが、業績面ではこれまで、苦戦が続いていた。2007年12月期は連結売上高が2006年12月期比3.7%減の27億3400万円、経常損益は2億7800万円の赤字(2006年12月期は1億300万円の黒字)に転落していた。
2008年12月期の業績計画は幅を持たせて開示。売上高は31億900万円〜37億1400万円、経常利益は1億400万円〜2億800万円を予想している。黒字浮上見込みだが2007年12月期は当初の計画を大幅に下方修正して赤字に転落した過去があり、業績計画に対する信頼感は薄かった。
新興市場には先端的なビジネスモデルを標榜する企業が多く上場しているが、上場時などに描いた将来像通りに収益を計上できている企業は多くない。バイオベンチャーはその典型と言われており、ネット関連企業などでも実現性の乏しい業績計画を示し、下方修正を繰り返した企業が多かった。投資家はディー・ディー・エスにも同様の眼差しを向けつつあった。
パソコンソフト販売のソースネクストは9月から、パソコンソフトをUSBメモリーで販売する。小型でCD-ROMドライブを搭載しないパソコンがシェアを伸ばしており、商機を逃さないようUSBメモリーでの販売に踏み切る。現状のCD-ROMに比べて認識時間やインストール時間が短い特徴も打ち出して需要を喚起する。「Uメモ」シリーズと銘打って展開する。価格は既存のCD-ROMと同じに据え置く。
第1弾として、9月5日に、「ウイルスセキュリティZERO」や「ソースネクスト 筆王ZERO」などの主力ソフト7タイトルを発売し、第2弾として10月3日に13タイトルを発売する。標準価格は3980〜9850円。年内に30タイトルをそろえ、初年度100万本の販売を見込む。ただ、CD-ROMに比べて、USBメモリーは原価がかさむため、1980円など低価格商品は当面、USBメモリーにはしない。
gumiは8月28日、同社の運営するモバイル向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「gumi」において、「gumiプラットフォーム」上で動作するアプリケーションを公開した。
gumiは、ミニブログやプロフ機能を備えた携帯電話向けのSNSだ。2007年6月よりサービスを提供している。また「gumiプラットフォーム」と呼ぶ、アプリケーションプラットフォームを備えており、OpenSocialに準拠したアプリケーションの実装ができる。
今回、同プラットフォームで利用できるアプリケーションとして、、ネット上から画像を検索できる「画像検索くん」、ユーザー参加型の早押しクイズアプリケーション「早押Q」、架空の名刺を作成して結果をユーザー同士で参照できる「名刺ごっこ」を開発。さらに、サードパーティーのアプリケーションをgumi用にローカライズした「私の一日メーカー」を公開した。
今後は、動画、音楽、ゲーム、占い、診断、デコメなど、サードパーティーのアプリケーションを中心に、2008年内に500アプリケーションを投入する予定だ。
リプレックスは8月28日、アドレス帳ソフト「Ripplex」の最新版となるバージョン1.2.0を公開した。
Ripplexはメールアドレスや電話番号、Skypeをはじめとしたインスタントメッセンジャーのアカウント、ミニブログTwitterのアカウントなど、複数のアカウントを管理できるソフトだ。利用は無料。
このソフトの最大の特長となるのが、「ユーザー同士がつながる」ということにある。同社が「PMM(Profile Matrix Matching)」と呼ぶ技術を使うことで、リプレックスのサーバ上に個人情報を一切登録せずに、ユーザー同士の情報を同期できるのだ。
また、メールアドレス、SkypeもしくはTwitterのアカウントをキーにして情報を同期するため、通常は友人やつながりのあるユーザー同士でしか同期できない仕組みになっている。
たとえばあるユーザーと友人がお互いメールアドレスだけを知っているという場合、Ripplexがお互いのメールアドレスをキーにして自動的に情報をリンク。メールアドレス以外に公開している情報があれば、それぞれ補完してくれる。
黒板風の手書きイラストを投稿できる「こくばん.in」。その開発者である宗原吉則氏が8月27日、同サービスのビジネス化に向け、「株式会社こくばんin」を設立したと発表した。設立は8月11日で、資本金は300万円。ウェブアプリケーションの企画や運営、開発などを行う。
こくばん.inは、黒板へのらくがきをウェブ上で体験できる、手書きインターフェースを利用したサービスで、2008年2月より運営を開始した。チョークの質感や黒板消しの消えにくさなども再現し、手書きによるコミュニケーションを提供している。
こくばんinでは今後、同サービスを利用したウェブマーケティングツールの提供を目指すとしている。ビジネスユーザーに向けては、同システムを活用した黒板POPのASPサービスを開発・提供する。また、一般ユーザーに向けては、ブログパーツを提供しつつ、マルチユーザー参加型コンテンツを正式公開するなど、手書きによるコミュニケーションの活性化を図る考えだ。
岩本有平(編集部)
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「mixi」の試験サービス「インディーズ機能」として8月4日から提供されているミニブログ機能「エコー」。9月1日までの期間限定公開を予定していた同サービスだが、mixiを運営するミクシィでは、正式サービスとしての提供を検討しているという。
エコーは、ユーザーの「ホーム」から、「ひとことコメント」を書き込んでマイミクシィ(友人)同士で情報を共有できるミニブログサービスだ。PC版、モバイル版の両方に対応している。
当初は8月4日15時から9月1日11時までの期間限定で提供すると告知されていた同サービスだが、mixiのホーム上では8月28日の時点で「『みんなのエコー』好評につき期間延長いたします!」という告知が表示されている。
これについて、ミクシィでは「現在、正式サービスとして提供すべく検討中」(同社広報)としている。同サービスの利用ユーザー数やアクセス数などは明らかにしていないが、ユーザーからも好評だったため、今後はインディーズ機能から一時中断することなく、正式サービスに切り替える予定だという。
ミクシィでは今まで、mixiのインディーズ機能として提供してきたサービスから「あなたの友人かも?」「コミュニティブラウザ」などを正式サービスとして提供している。
マッシュマトリックスは8月28日、自社開発のマッシュアッププラットフォームである「Afrous」のダッシュボード機能「Afrous Dashboard」の最新版を発表した。また、これにあわせて、セールスフォース・ドットコムの提供するCRMサービス「Salesforce」向けに同ダッシュボード機能を提供を提供することを明らかにした。
Afrous Dashboardは、インターネット上のさまざまな情報、イントラネット上のさまざまな情報をマッシュアップし、ブラウザ上に一覧表示する情報ダッシュボードの配信サービスだ。
もともとAfrousは、当時Salesforceに在籍していた代表取締役社長兼CEOの冨田慎一氏が、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する「中小企業経営革新ベンチャー支援事業」の採択を支援を受けて開発していたものだ。その後、冨田氏は以前の同僚であり、データベース構築やエンタープライズ関連のコンサルティングに従事していた大西浩之氏を取締役COOに迎えて2008年1月にマッシュマトリクスを設立した。
ネットビジネス育成・支援のデジタルガレージ(DG)は8月27日、連結子会社で電子商取引決済を手がけるイーコンテクストを10月27日付で吸収合併すると発表した。
イーコンテクストは大証ヘラクレス上場しているが、これと同時に非上場のグループ会社も吸収し、グループ17社を12社に集約、純粋持ち株会社から事業持ち株会社に転換する。DGは2008年6月期(連結ベース)に24億3000万円の最終赤字(2007年6月期は5億8800万円の黒字)に転落した。再編で間接コストを削減するほか、意志決定を迅速にするなどして収益力を強化する。同日発表した新中期3年計画では、2011年6月期に売上高555億円、純利益34億円を目指す方針を打ち出した。
DGはイーコンテクスト1株に対して、DG株0.61株を割り当てる。イーコンテクストは10月21日に上場廃止になる予定。イーコンテクストは黒字会社で、2008年6月期の純利益は2億5500万円、09年6月期は39%増の3億5500万円を見込んでいる。合併により、利益がまるまる合算できるので、連結業績が押し上げられる。
鳴海淳義(編集部)
インターネット上でお金を借りたい人と貸したい人を仲介する「ソーシャルレンディングサービス」が今秋にも誕生する。maneoは8月28日、金融庁への第二種金融商品取引業者の登録が完了したことを発表した。
同社が運営する「maneo」は日本初のソーシャルレンディングサービスとなる見込みだ。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を用いて、ユーザー同士のプロフィールや背景情報(お金を借りたい理由、返済計画など)を提供することで、情報の非対称性の解消と透明性確保を図る。
maneoが主として借り手側ユーザーの管理を担当し、子会社であるmaneoマーケットが貸し手側ユーザーの管理を担当するという。
maneoが目指す利用用途、金額のゾーンなお、maneoのほかにもSBIプロスパーやZopaが国内でソーシャルレンディングサービスを展開するための準備を進めている。
カカクコムは8月27日、同社が運営する価格比較サイト「価格.com」において、ワイヤーアクションよりテレビ番組の放映データの提供を受け、「テレビ紹介情報」の提供を開始した。
テレビ紹介情報は、テレビ番組で紹介された商品情報について、ワイヤーアクションが提供するデータを元に検索し、購入できるサービスだ。商品情報からは価格.comで扱っている関連商品の製品ページや検索結果ページへアクセスできるため、テレビを見ながら気になった商品を検索し、オンラインで購入できるようになる。
地上波民放の関東5局で放送されるすべての番組で紹介された商品の情報を、番組内容や出演者情報とともに放送時間順に紹介。情報は24時間ほぼリアルタイムで更新される。番組タイトルは放送局と日付、時間帯からの絞り込みに加え、50音順で表示された番組一覧ページからも検索できる。
今後はモバイルサイトでのサービス提供や、カカクコムグループが運営するグルメや旅行、映画サイトなどとの連携により、情報の拡充を図っていく予定だ。