「Office 2.0」カンファレンスで「Spigit」の最高経営責任者(CEO)であるPaul Pluschkell氏に出会った。Spigitはアイディアの市場を提供する。予測市場を彷彿とさせるが、それともちょっと違う。というのも価格は市場需要以外の要素も勘案したアルゴリズムにより定まるためだ。「これはとても複雑にみえる」とPluschkell氏に伝えた。すると同氏は、5分間サイトに集中すれば、非常に明らかになると言うのだ。
それ以上の時間をかけた結果、このサイトが実に興味深いものだとわかった。とはいえ、私に言わせると「明らか」とは呼べないが。
Spigit参加企業のページ。
ユーザーは、どの企業が最高のビジネスモデルとアイディアを持っているかを見ることができる。
主要なサイトは、新しいビジネスについてのアイディアやフィードバックを交換する人々が集まる場所である。(Spigitには、これとは別に政治や大学のキャンパスライフを議論するサイトもある。)ビジネスのアイディアを持っていれば、それをコミュニティに投稿してコメントやレビューを得ることができる。そしてこの「インキュベーション」段階から一定の目標を達成した後には「検証」段階に移動することができる。目標とはたとえば「spig」と称する好意的な票を十分に獲得し、アイディアを見た人々が一定数を超えた場合である。目標の進捗状況は、達成を示すバッジをとおして、各社のページに表示される。企業は最終的に「参入」段階に移動することができる。ここまでくると、コミュニティメンバーが同企業の「spocks(これとは無関係)」つまりアイディア株を買うことができるようになる。この「spocks市場」の価格は売買活動だけでなく、レビューを書いた人々が与えた得点に応じて定められる。しかしユーザーは、まずアイディアフィードバックのスレッドにいくつか投稿してレベルアップするまでは「レビュー」を書くことが認められない。
ユーザーは誰でも、どのメンバーが最も賢いか(spockポートフォリオの価値に基づき)、そしてどのアイディアと企業がspockおよびユーザーの平均レーティングから最も価値が高いかを見ることができる。
上述の説明がすべて正確に伝えられているか、かなりあやしい。すでに述べたとおり、Spigitの流れはややこしいのだ。
企業がゲームを進めていくなかで、ベンチマークを達成するとバッジを獲得する。
しかしまた私はこれが魅力的であることもわかった。これは実に予測市場以上のものである。複雑なボードゲームと言ったほうがふさわしいが、本物のアイディア、エゴ、希望が介在している。このサイトにはシステムを学ぼうとする(あるいは少なくとも遊ぼうとする)ほど深く関与する人々のコミュニティが存在する。アイディアに対するフィードバックは、たいがい読む価値があり、自分の企業を本サイトに載せていれば、疑いなく貴重なものだ。私はSpigitからWebwareの取材対象となる候補者を探し出す計画である。記事にするため、将来のメリットバッジを獲得できるように助け舟を出すかもしれない。それも良い、私は乗り気である。
一見の価値がある。しかしよく理解できなかったとしても、自分を責めないようにしよう。
「ThotMarket」も参照されたい。これは実験的な予測市場であり、ソーシャルブックマーキングを、あらゆる意味でもっと流通させようとする試みである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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