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ともに歩もうとする決意促すのは、「志」の高さと柔軟性

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勝屋氏:では次に、渡辺さんからジー・プランがどんな会社か、その特長も含めてお聞かせ下さい。

渡辺氏:分かりやすく言うとポイントの両替商というところでしょうか。ポイントを扱う会社はたくさんありますが、通常は自社のポイントを発行してそれを何かに変えるというものが多いです。弊社の場合は、Gポイントを軸に加盟企業各社のポイントを相互交換できるというのが一番の特長になります。

 おかげさまで1日1000人くらいのペースで増えていまして、現在150万人くらいの会員がおります。交換接続企業も125社まで増えてきました。

勝屋氏:そもそもサイバーエージェント・インベストメントがジー・プランに投資することになったきっかけは何だったのですか。

鈴木氏:私は以前、外国為替保証金取引サービスの事業立ち上げを担当しており、顧客獲得のためのプロモーションができる媒体を探していたんです。その時にジー・プランと知り合って1年くらいお付き合いしていたんですが、ジー・プランはユーザーの質がすごく高く、1ユーザーあたりの入金額が高かったり、アクティブなユーザーが多かったりと、この媒体は今後大きく伸びるんじゃないかと思っていたんです。加えて、ユニバーサルポイントサービスとしてのビジネス拡大の可能性も感じていましたし、サイバーエージェントとしても広告販売の部分でご協力できるのではないかと考えていました。その後に投資事業が始まったので、このジー・プランさんにぜひ投資したいと思いました。

 投資するまではある程度時間がかかったんですが、2005年の3月に投資させていただいた、というのが投資に至るまでの経緯です。

西條氏:ジー・プランとお付き合いが始まった段階ではそもそもVC事業はやっていなかったんですよ。彼女は外国為替保証金取引サービスの事業担当で、さまざまな媒体とお付き合いがあったのですが、特にジー・プランからのユーザーの流入が多いので注目をしていたということです。それで投資事業が始まって、どこに投資しようかと思っていた時に、彼女はジー・プランがいいと思ったわけです。つまり、クライアントとしてのユーザーだったということですね。

 今、ユニバーサルポイントサービスという話が出ましたが、ジー・プランは航空会社などとも組んでいて、普通のベンチャー企業がやろうとしても組めない相手と組んでるんですよ。それは今からやろうと思ってもなかなか入れないと思いますし、すごい魅力ですよね。

渡辺氏:現在、ANA(全日本空輸)さんとは直接交換ができます。JAL(日本航空)さんも「Yahoo!ポイント」を通じてGポイントと交換できるので、結果的にどちらも交換できるようになっています。

西條氏:加盟企業のポイントの有効期限が切れそうな時、事前に交換しておけば保存もできるんですよ。

勝屋氏:今は投資が始まってオペレーションもされていると思いますが、現在経営されていてサイバーエージェントと組んで助かったと思うところがあったら教えて下さい。

渡辺氏:先ほどポイント交換の話をしましたが、実はその部分ではあまり収益は上がらないんです。そこを上げようとするとユーザーさんにとっては目減り感が出ますからね。ですから収益モデルとしては、150万人の会員に対するウェブ広告やメール広告が主となります。その広告に関しては圧倒的にサイバーエージェントに広告代理店としてお世話になってます。

鈴木氏:投資する前はほとんどサイバーエージェントはジー・プランの広告をほとんど売ってはいなかったんですが、投資後に営業の勉強会などをしながらサポートしていって、売り上げも伸びていきました。

勝屋氏:売り上げが伸びてくるまでの期間ってかなりかかるケースもあると思いますが、どれくらいかかりましたか。

渡辺氏:すぐでしたよ。投資をしていただいた直後から着実に伸ばしていただきました。あともうひとつ、サイバーエージェントと組んで助かった点としては、ポイントの提携先ですね。その提携先の紹介などもいつも鈴木さんにはお世話になってます。

勝屋氏:サイバーエージェントはジー・プランと同じような事業にも投資されてますが、そのあたりはどういう切り分けをされていますか。

西條氏:経営情報などに関してはファイアーウォールが引かれているので、そこで問題になることはありません。その上での話となると、サイバーエージェント側としては、ネットの世界はまだ競合などを意識してはダメな産業だと思うんですよね。サイバーエージェント自体もインターネット広告代理事業からスタートして、利益率を改善するためにインターネットメディア事業も事業の柱として展開しているわけですが、そうすると広告代理店事業が売っているメディアと競合している上に、さらに自社媒体を競合の代理店などに売ってもらったりしてるわけですから。

 ですが、そこの競合を意識するよりもインターネット業界としてまずは市場を大きくするのが先なのかなという気もしています。

ジー・プラン代表取締役社長
渡辺浩(わたなべ・ひろし)

1960年(昭和35年)生まれ。大分県出身。大学卒業後、リクルート入社。住宅情報事業、旅行情報事業、金融情報事業に携わった後、2006年6月よりジー・プラン代表取締役社長に就任。

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