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グローバル展開こそネットの醍醐味--アイ・ブロードキャスト上田社長に聞く

島田昇(編集部)
2008年03月07日 12時50分


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--今後の展開について教えて下さい。

 日々、携帯端末は進化しており、次々と最新端末(国内では年間約200種類)が発表されています。今後はさらに、ゲーム機、家電、TVなど携帯端末以外へリッチコンテンツなどを配信したいという需要は増えていくことでしょう。我々はこの流れを着実に追い、現状のアップデートはもちろん、すべてのネットに接続できる端末に対応できるようにしていきます。

 また、国内の携帯電話関連技術は世界でも最先端の部分にあるものなので、グローバルスタンダードになることを目指し、海外展開を本格的に進めていきます。

--特に、2008年はどのような展開を見込んでいますか。

 SnapFLが加わったことで、製品ラインナップはほぼ整いました。今後は国内販売の強化はもちろん、海外展開も本格的に進めていきます。

 昨年末、伊藤忠商事と当社製品の販売提携を結びましたので、米国展開はすでに開始しており、この動きが好調に進んでいることもすでに確認しております。

 中国については、準備に3年間かけてきたのですが、2009年から国内で言うところのNTTドコモの「FOMAシリーズ」のような第三世代携帯電話(3G)が始まると言われています。この動きに合わせた展開を順次進めていきます。

 さらに欧州についても、2008年末をメドに参入できるよう、準備を進めている最中です。

--海外展開について、国内のIT関連企業は「世界に通用しない」「海外志向が薄い」などの指摘もありますが、個人的にはこうした指摘をどのようにお考えですか?

 私はもともと米国でIT事業に携わってきたので、「海外展開」などといったご指摘が出てくること自体を不思議なことであると考えています。

 そもそも、インターネットは国の概念を取っ払って世界中の人たちがつながれるところにその醍醐味があるわけで、グローバルで考えなければ意味がないし、本来であれば海外で事業を始めるだとか国内で事業を始めるといった議論自体、あまり意味がないことだと思っています。

 ただ言えるのは、本来のネットの特性を生かした上でネットにつながるという考え方が、日本人はあまり上手ではないかもしれないということです。日本人すべてがということではないのでしょうけれど、「日本人」だとか「〜のグループ」という殻を最初から作ってしまうことは、非常にナンセンスなことなのではないでしょうか。

 当社は最先端の日本モバイル市場から始め、日本市場で確固たるポジショニングをし、海外展開の準備を進めていています。「世界に通用しない?」といった議論はインターネットを利用してビジネスをしている限り、私個人的にも理解できません。その議論をすることより先に世界に出てみる方が重要なのではないでしょうか?

 より大きな市場で事業展開するのは起業家、経営者として当然のことだと思いますので、小さな市場で勝負するようなことをせず、今後もグローバルな視点でグローバルな事業展開をしていきたいと思っています。

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