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人材育成に欠かせない3要素のかけ算

安達裕哉(トーマツイノベーション)
2008年03月07日 22時25分


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 なぜこのようなことが言えるのでしょうか。これに対する一つの回答として、『アメーバ経営』で有名な京セラの創業者である稲盛和夫氏はこのようなことを言っています。

 「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」

 ここで下記の図を見て下さい。

画像の説明

 肝心なのはこの式が掛け算であることです。3つの要素のうちどれが欠けても思うような成果を出すことはできません。

 せっかく稀な能力を持っていても、それが会社の考え方と合わずに会社を去る人、頭はいいのですが、熱意がなく、周囲の信頼を失ってしまい、結果を残すことができない人々に皆様も心当たりがあるのではないでしょうか。

人材育成の勘所は3つ

 以上の話をまとめますと、企業の人材育成の勘所は次の3点と言えます。

1.会社の考え方に共感してもらえる人材を育成

2.熱意(やる気)を持った人材を育成

3.能力の高い人材を育成

 さて、ここから本連載は、上の3点を踏まえたうえで、具体的な施策と事例の紹介を行いますが、大きく5つのパートに分けて、話を進めます。

(a)社員の方向性(考え方)を合わせるには

(b)社員のやる気(熱意)をアップするには

(c)能力開発の勘所とは

(d)基礎スキル・専門スキルの開発

(e)マネジメントスキルの開発

 (a)においては、会社の考え方と人材の方向性を合わせるための施策と事例、(b)においては人のやる気を引き出す施策と事例について解説します。

 また、(c)以降については能力開発について理解をより深めるため、能力開発の勘所について、基礎スキル・専門スキルの開発、マネジメントスキルの開発と順を追って話を進めます。

※引用:P・F・ドラッカー著『プロフェッショナルの条件』(ダイヤモンド社)

※引用:稲盛和夫著『アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役』(日本経済新聞社)

トーマツイノベーションシニアマネージャー
安達裕哉(あだち・ゆうや)

筑波大学大学院環境科学研究科修了後、大手コンサルティング会社を経てトーマツ イノベーションに入社。現在、主としてIT業界を対象にプロジェクトマネジメント、人事・教育制度構築などのコンサルティングに従事する。そのほかにもCOBIT、ITサービスマネジメント、情報セキュリティにおいても専門領域を持ち、コンサルティングをはじめとして、企業内研修・セミナー活動を積極的に行う。

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