アライドアーキテクツとセプテーニ・ホールディングスが設立した合弁会社、バズマーケティングが5月1日に営業を開始した。ブログやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を活用した口コミマーケティングが注目されている中、企業とブロガーを結びつけて企業のマーケティングを支援するとともに、ブロガーに対しても企業に生の声を届ける機会や収益を提供する考えだという。
会社設立に至った経緯や今後の展開など、代表取締役社長の瀧口和宏氏(アライドアーキテクツ取締役)と代表取締役副社長の東明宏氏(セプテーニ・ホールディングスひねらん課課長代理)に話を聞いた。
瀧口氏:2006年の11月、セプテーニ・ホールディングスさんの協力で「クチコミエディタ」というブログアグリゲーションサービスを作りました(編集部注:クチコミエディタはサイト運営者が指定した複数のブログの記事を自動収集してサイトを制作する企業向けのサービス)。その際、企業がブロガーとどうコミュニケーションを取り、企業に対するロイヤリティを作るかが本質的に重要だと感じたのです。そこの仕組みやサービスを提供していくために新会社を作って一緒にやろうということになりました。
私はもともと人材紹介業界の出身で、企業と人材のマッチングを手がけてきました。お互いの「Can、Will、Want」が合えば、企業と個人が出会うことで大きな力が生まれるんです。
クチコミエディタでも、成功したケースはコンテンツを提供する個人のブログのコンセプトと、それを集めてメディア化した企業側の提供したいものが合っている場合でした。たとえば旅行に関するクチコミエディタのサイトがあるとします。ブロガーは旅行に行ったり、地方に住んでいたりして、良い場所を紹介したいとか愛着のある土地に多くの人が来て欲しいと思ってブログに書く。一方、旅行会社はより多くの人に旅行して欲しいと思って、旅行ブログを集めたサイトを作る。このように意味と意義がマッチングすると、非常に良質なコンテンツが高サイクルで生まれるんです。
しかし、現状の企業とブロガーの関係を見ると、企業からの一方的なアプローチが多い。そうではなく、相互がコミュニケーションを取れるようにしていくことが必要なんです。
東氏:企業の「Can、Will、Want」に比べて、ブロガーの「Can、Will、Want」は企業には見えにくいようです。そこで、この部分を見やすくして企業とブロガーのコミュニケーションをスムーズにできるようなサービス、またはツールを提供していきたいと考えています。
瀧口氏:一番良いのは実際にブロガーの方にどんなことを思ってブログを書いているかを聞けることです。でも、それは難しい。ですので、ある程度はシステムを使って履歴書のようなものが作れるようにする必要があります。
ただ、履歴書の場合は本人がアピールしたい部分だけが強調されますが、ブログの場合は本人が気付かないけれども第三者が読むと分かる長所というのも出てくる。そういうものを分かりやすく見せられるようなものを作りたいですね。
東氏:自分のことを客観的に語るのは、なかなか難しいですよね。そこを支援できればと思っています。
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