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2008年9月 2日 20時07分

インタレストマッチ広告 雑感

上原仁 マイネット・ジャパン 代表取締役 上原仁

先週木曜の話になりますが、ヤフーとオーバーチュア協賛、AMN主催の「インタレストマッチと広告の未来」 ブロガーミーティングに行ってきました。レポートはすでにいろんなところで上がっていますので雑感だけ。

先日リリースが出された時点でこちらのエントリーで少し疑問に感じた点など上げていたのですが、そんなにややこしいお話ではなかったようです。

インタレストマッチは基本的には「過去の行動履歴+直近の検索リファラー」に対してターゲティングする広告商品のようです。そして、クライアント側が出稿時に「キーワード」に加えて「地域・性別・年代・時間帯」を指定してセグメンテーション配信できる、ということ。要は「属性を細かく指定できる行動ターゲティング広告」ということのようです(私の理解では)。

今回は完全に日本で開発した日本発の商品ということで、日本のマーケットにいる私たちとしてはマーケットリーダー・ヤフーの日本市場活性化策はうれしいことです。しかしながら、当分はまだ既存検索広告とは異なるアドネットワークとして販売展開なさるとのお話が気にかかります。

今回はただでさえ属性指定の商品なためにマッチングの精度を上げるにはこれまで以上に出稿側の量が必要にも関わらず、そこにせっかくの既存クライアント量を活かせない、ということで、(あくまで相対的にですが)当初のマッチング精度には苦労されることになるのかな、と邪推します。おそらく、精度が出ない面にはコンテンツマッチで代替されるのでしょうか。とすると、MicroAdさんの当初のアプローチに近い、ということになるのかな? (全体的に勝手な推測)

とは言えなにぶん、ヤフーさんの持つ純度高く大きな行動履歴取得媒体ネットワークで取られた行動履歴を活かしてターゲティング広告を出せるということで、出稿側や媒体側には早晩魅力的な商品になっていくのではないでしょうか。

あと、行動ターゲティング広告に付きまとう「プライバシー問題」については、真摯ながらもあっけらかんとしたスタンスで臨んでいらっしゃる姿が印象的でした。ここの部分についてが一番今回のブロガーミーティングをなさった価値になっているのではないかな。やっぱりやっている人の顔が見えるとプライバシーに関する疑念なんかが緩んでいきますし。

レポートはこちら↓にまとまっています。
「インタレストマッチと広告の未来」 ブロガーミーティングにご参加頂き、ありがとうございました|ブログ|Agile Media Network

※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

上原仁

上原仁

マイネット・ジャパン 代表取締役

1974年滋賀県生まれ。神戸大学経営学部卒業後、1998年NTT入社。光サービスの企画等の後、2001年にNTTのインターネット映像配信事業の立ち上げに参画。2004年NTTレゾナントに転じ、ポータルサイトgooのサービス統括。gooではマーケティング、新事業戦略を担当。Web 2.0関連の執筆・講演多数。2006年7月マイネット・ジャパンを創業し、日本初のソーシャルニュースサイト『newsing(ニューシング)』や無料携帯サイト作成ツール(CMS)の『katy(ケイティ)』を運営。著書に『アルファブロガー』(翔泳社)、『口コミ2.0−正直マーケティングのすすめ』(明日香出版社)。