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午後6時過ぎ、デジタルハリウッド大学で英語を担当されている大石健太郎教授が、2年ほど前から理事長をされている日本児童家庭文化協会から派生したチャリティプロジェクトである「SMILE SMILE PROJECT」の集まりで、青山にあるBody and Soulへ。



このプロジェクトには、若いITベンチャーのビジネスマンたちが大勢協力している。その世代が、本格的にチャリティーということに取り組み始めたのは素晴らしいことだと思う。今日も大勢、昔からの業界の知り合いに再会することができた。



さて、なぜ有名なジャズクラブでの集まりだったかと言えば、チャリティライブということで、マリンバ奏者の吉田ミカさんが演奏してくださるとのこと。



僕は今日、初めて吉田ミカさんについて知ったのだが、凱旋講演ということで、天草市と熊本市でコンサートをしてきたところなのだそうだ。再度、アメリカに渡る前に、空いていた1日にこのチャリティに参加してくれることになったのだそうだ。



さて、吉田ミカさんのバンドメンバーが凄い。なんとDr スティーブ・ガット、Bass エディ・ゴメス、Pf ピーター・ストルツマン、Cl リチャード・ストルツマンだったのだ。



そして、スティーブとエディが、東京で演奏するなら、大きな小屋じゃなくて大好きなBody and Soulでやりたいということで、この場所に決まったそうな。



さらに、せっかくやるのだからと、本格的にライブレコーディングをやり、それをCD化して、チャリティにしようと、録音エンジニアには、日本を代表するSeigen Onoさんが迎えられていた。



小野さんとは、20年以上前からの知り合い。ライブが始まる前に、楽器に対するマイクセッティングや最新のデジタルレコーディング機材について説明してもらった。スティーブのセットへのマイクセッティングもじっくり説明してもらった(写真Click!)。なんと幸せな。



ぼくの長い友人である音楽評論家の中川ヨウさん(写真)も来ている。彼女はスティーブを始め、多くのジャズミュージシャンとの友人としての交流の中で、本質をつく評論をしてきた方だ。今年からは、慶応大学でも準教授をされている。



その中川さんが今年、上梓されたのが、「ジャズに生きた女たち」。音楽と音楽家への愛に溢れた本だ。ジャズファンじゃなくても、音楽好きな人、すべてに読んでもらいたい本だ。



7時過ぎから、最初のセットが始まる。この頃には、さすがにBody and Soul、大物のジャズミュージシャンの方々も多数詰めかけてきていた。



ライブ録音をかねているということで、大曲が続く。マリンバの演奏を見ても、まさに難曲が続く。吉田ミカさんは、恐ろしいほどの演奏技術を発揮していた。



みんな楽譜を真剣に見ながらの演奏だけれど、ぼくの目の前2mのところにいるスティーブとエディは、クラシックであろうと現代音楽であろうと、もうわかってるよという雰囲気で演奏している。年齢を重ねても衰えを見せないどころか、まだまだ前進していると感じた。



セカンドセットでは、大島ミチルさん自らが、吉田ミカさんのために書き下ろした楽曲の説明をされた。大島さんの常日頃の映画やテレビドラマでの仕事には敬服しているので、ちょっと感動。



演奏がすべて終わったのが、午後11時近く。最後に大石先生が挨拶をされ、チャリティライブがお開きとなった。ぼくとしては、素晴らしい夜を過ごさせてもらったと感謝。

※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

杉山知之

杉山知之

デジタルハリウッド 学校長

1954年東京都生まれ。79年日本大学大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手。87年MITメディア・ラボ客員研究員。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年日本大学短期大学部専任講師を経て、94年デジタルハリウッド設立。2004年デジタルハリウッド大学院開学、2005年デジタルハリウッド大学開学。デジタルコンテンツ協会などの委員を歴任。毎年多くのデジタルコンテンツ関連コンテストの審査員を務める。主な著書は「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)など。