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巷で若者により残虐な殺人事件が起きるたびに、事件の起きた一因として取り上げられることが多いゲーム及びアニメ作品として有名な、「ひぐらしの鳴くころに」という話があります。最近映画化もされているので知っている方も多いのではないでしょうか。私もついに先日みてみました。作品は噂に違わず残虐なシーンがあり、特に序盤の展開はとても自分の子供に見せたいと思うのではありませんでした。初めのころは「よくこんな作品を世に出したなぁ」とすら思いました。しかし、最後まで見た感想は全く異なったものでした。話自体は謎解き要素をもっていて、十分に「はまる」ように仕組まれているのですが、メッセージは考察力・理解力が不要とすらいえるほど、分かりやすく主要キャラクターの台詞の中にダイレクトにこめられています。浅いといえば浅いのでしょう。しかし、その上で、私は素直に感動できました。話のネタばらしは自重しますが、メッセージはとてもシンプルで「この世の中に敗者はいらない」「変えられない運命なんてない」これが大前提。その上で、負けていると感じている人が勝つ(夢を実現する)ためには、「ルールを守り、人を傷つけず、仲間を信じて、相談して、一致団結して、強い意思を持って粘り強く取り組むことが夢を実現する道」といっています。平易に文章にするとまるで文部科学省推薦映画のようで、「クサイ」とすら思うものです。こうした「ダイレクトな表現、クサイメッセージ、それでいて感動する内容」といえば、私なんかの世代ですと、思い出すのは宇宙戦艦ヤマトです。あれも、ダイレクトにクサイメッセージを感動的に伝えたアニメで、私も大ファンです。こんなことを書くと、ヤマトファンから非難を受けそうですが、私からすると、名作と言われ、家族層にも広く受け入れられた宇宙戦艦ヤマトと、殺人事件の原因とすら言われてしまうひぐらしの決定的な違いは、殺されるのが宇宙人(見た目は地球人とそっくり)か地球人かという点と、殺戮に使う武器が大量破壊兵器か身近な武器かだけです。更に言えば、ヤマトのほうが圧倒的に多くの数を人(宇宙人)を殺しています。そして殺し合いの結果が勝利した地球人が幸せになっていますので、殺戮が幸せにつながるような誤解を与える可能性すらあります。一方で、ひぐらしは、世に言われている残虐なシーンは確かに存在していますが、その全てがその行動を非難・否定しているために使われています。私は決してヤマトが悪いアニメだといっているのではありません。逆に好きですし、いい作品だと思っています。ただ言いたいのは、ヤマトにも負けないほどの、社会的に賞賛されても非難されることはないようなメッセージを、驚くほど分かりやすい形でを出している「ひぐらしの鳴くころに」を正当に評価すべきだということです。殺戮のシーンだけ、一部の話だけを見て判断をするべきではないと思います。これは決して、殺人を誘発するような話ではありません。デジカメ・液晶テレビ・DVDレコーダー、家電を買うならプラボ!家電・ゲーム・PCのクチコミならみんぽす!

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塚崎秀雄

塚崎秀雄

WillVii 代表取締役社長

東京証券取引所、A.T.カーニー(戦略コンサルタント)、ソニー(商品企画統括)を経て2007年WillViiを起業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院卒(Haas School of Business, MBA’98)