A CNET SITE CNET Japan

2008年6月 10日 11時58分

第2次プラットフォーム戦争の幕開け

西山圭 アサップネットワーク 代表取締役社長 西山圭



昨日(本日?)ついにiPhone 3Gが発表になりました。

機能については既報の通りだと思いますが、気になったのはJobsのスピーチに

 ・企業ユーザ向けアピール

 ・(有料)コンテンツ配信プラットフォームとしてのiPhone/App Store

という2点に、かなりの比重が置かれていたことです。



今後のiPhoneとしては、

EDGE600万台+3G○○○万台という普及インフラと、多くの熱狂的

デベロッパーによる革新的なアプリの開発を武器として

ARPUの高い先進国のパワーコンシューマと企業ユーザを取り込もう

という戦略のような気がします。



海外では、キャリアの影響力が日本に比べて極端に弱く、課金や

共通アプリの配信プラットフォームとしては、NOKIAやSymbianが市場を

担っていました。ただ覇権の基盤は弱いので、

iPhoneのような確固としたプラットフォーム戦略は

既にiPod+iTunesという成功事例を抱えているだけに

かなりのインパクトを与えるように思います。





しかしながら、日本ではキャリアが強固なインフラを築き上げている上、

キャリアによらないプラットフォーム戦略でも「モバゲー」という

巨人が既に存在しています。



以前も書きましたが、モバゲーは既に自身をプラットフォームとして

ゲーム配信に乗り出すなど、キャリアによらないインフラとしての

地位を固めつつあります。



まあしかし。モバゲーとiPhone自体は恐らくターゲット層が違うために

直接競合とはならないと思われます。

むしろこれらの新世代プラットフォームが、

「キャリアポータル+公式サイト」という従来の日本型プラットフォーム

モデルに対して、どの程度の戦果をあげることができるのかが

今後の注目ポイントになってきそうです。





#ですが、日本ではこれ以外に「孫さんの意図」という要素も加わるため

 さらに複雑さを増してきます。価格やターゲット層は

 果たしてどのへんを狙ってくるのでしょうか。

 またしても「予想外」で、このBlogが恥さらしになる・・・予感もします(笑)




※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

西山圭

西山圭

アサップネットワーク 代表取締役社長

1974年神奈川県生まれ。慶応義塾大学在学中、学生ベンチャーに参画するも挫折。大学卒業後、1998年サン・マイクロシステムズ日本法人に入社。5年間で日米ドットコムバブルの熱狂と崩壊を体験する。2003年よりアサップネットワークに本格参加、2005年より社長に就任。現在、モバイルコンテンツ配信およびモバイルポータル運営を中心に、モバイルBtoCに特化した独自のコンテンツ、サービスを提供。