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2007年7月 30日 17時29分

auOneの衝撃

西山圭 アサップネットワーク 代表取締役社長 西山圭

噂には聞いておりましたが、

遂に本日、auのFMC戦略の本丸、auOneがベールを脱ぎました。





これは結構凄いことです。特に、Gmailとの連動

かなり深いレベルで進むというのは、他キャリアの追随いかんですが

iモード以来の衝撃になる可能性があります。



世間的にはフルブラウザの普及や、検索エンジン普及などにより

「課金コンテンツ+携帯専用ブラウザ」というモデルの崩壊を予感する声が

ありましたが、先にPC環境との統合に進化したのは、メールだったようです。



私自身も、フルブラウザ関連の苦悩や課金モデルについては

過去に注目していましたが、メール先行はちょっと予想外でした。



ですが、いわれてみれば、メールのPC/Gmail統合は

少なくともKDDIにとってみれば、失うものは少なく

得るものはかなり大きいですね。



失うもの

・ezweb.ne.jp下でのマーケティング展開の可能性

 (例:auメールマガジン)

・デコメールの利用鈍化と、関連収益の低下



得るもの

・Googleとの提携強化

・ezweb.ne.jp、DION/ひかりOneユーザ向けメール設備投資の削減

 (これはLivedoorも同様の決断をしましたね)

・先進的なPC/モバイル統合環境の提供





ただ、この決断でezweb.ne.jpの利用度が減り、auユーザのメインアドレスとして

auone.jpが普及すると、コンテンツプロバイダの一部にはかなりの影響が

ありそうです。



たとえば、auユーザがauone.jpにシフトすることで、デコメ市場が減退する

可能性は高い気がします。

また、auone.jpは、PCメインのユーザも利用するため、携帯専業CPの

メールマーケティング事業の有効性は、劇的に低下してしまいます。

対策として携帯・PCをシームレスに利用できる動きの活発化が

特にEC系では、急速に進んでいくものと思われます。



ただ、KDDIプレスリリースにあった携帯向けポータルTOPは

なかなかにアヴァンギャルドな感じで、ちょっと慣れるまで

時間がかかりそうです。。。


※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

西山圭

西山圭

アサップネットワーク 代表取締役社長

1974年神奈川県生まれ。慶応義塾大学在学中、学生ベンチャーに参画するも挫折。大学卒業後、1998年サン・マイクロシステムズ日本法人に入社。5年間で日米ドットコムバブルの熱狂と崩壊を体験する。2003年よりアサップネットワークに本格参加、2005年より社長に就任。現在、モバイルコンテンツ配信およびモバイルポータル運営を中心に、モバイルBtoCに特化した独自のコンテンツ、サービスを提供。