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2008年6月 27日 22時30分

CAD CENTERで講演

杉山知之 デジタルハリウッド 学校長 杉山知之

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午前10時半、お茶の水の東京本校へ。11時から、クアルコムの山田純さんとミーティング。山田さんは、6月25日付けでクアルコムのシニア・バイス・プレジデント兼クアルコムジャパン株式会社代表取締役会長に昇格された。今日は、何か案件があるわけではなく、意見交換だ。



山田さんとは、BREWが日本に上陸して以来、いろいろと仕事をさせていただいている。クアルコムは、世界のケータイメーカーにチップセットを供給している会社。日本では、au端末が採用している。



そのクアルコムは、アメリカで、MediaFLOという電波でケータイにビデオを含むリッチコンテンツを配信する技術を使って、FLO TVを展開している。全米ではすでに50%以上の契約者が様々な番組をケータイで見られるまでになっている。



ぼくは、ご存じのように、マルチメディア放送ビジネスフォーラムで、新しいメディアの可能性について、たくさんの企業の方々と検討を続けてきた。



いよいよ、そのひとつの成果として、福岡ユビキタス特区において、この秋からマルチメディア放送を開始するのだが、もちろん、これを受信するのは、ケータイ端末なのだ。



現在、検討しているマルチメディア放送は、地上デジタル放送の方式の中の3セグメント分を使うものなのだが、技術は少し違うもののコンテンツ産業側から見れば、MediaFLOも同じことができるのだ。そしてMediaFLOも、島根ユビキタス特区で、島根大学の屋上から電波を出して、MediaFLOの実証実験を行うことになっている。



3Gとなって、いよいよ日本に上陸したiPhoneは、パソコンに携帯電話機能が付いたようなイメージを持つ。その一方、マルチメディア放送やMedia FLOのように通信の携帯電話が、放送を取り込もうとする世界もある。まだまだ面白いことが続くね。



12時半から、東京本校の本部でボードミーティング。午後1時半に終わって、徒歩で、秋葉原セカンドキャンパスのオフィスへ。この歩きが、ぼくには、ちょうど良い運動だ。



午後5時半、後楽園のそばにあるCAD CENTER社へ。今日は、ここで勉強会の講師をさせていただくのだ。



CAD CENTERは、VRコンテンツ、CG、三次元デジタルアーカイブ、シミュレーターなど、CG応用関連では、とても楽しそうな領域を事業にしている会社だ。これまで、デジタルハリウッドの卒業生たちも、多数、お世話になっている。今日の講演を聴いてくれた中にも、卒業生がいらして、うれしかった(写真Click!)。



その卒業生のひとり、岸上剛士さんは、国会議事堂の中にあるVR議事堂紹介システムや、ルーブル美術館の全面協力を得て、ミロのヴィーナスのsa三次元計測データからCG(写真)を制作、そのヴィーナスを主役としたWEB制作をflashデザイナー達と共同で手掛け、カンヌ広告祭に入賞という快挙を果たしている。MUSEUM OF BEAUTY、素晴らしいね。



さて、ぼくのほうは、90分ほど講演して、そこから30分、いろいろと質疑応答。専門家集団とのやりとりは、いつでも楽しいものだ。



今日は、この講演で、仕事終了にして、まっすぐ高円寺に戻ったのだった。

※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

杉山知之

杉山知之

デジタルハリウッド 学校長

1954年東京都生まれ。79年日本大学大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手。87年MITメディア・ラボ客員研究員。90年国際メディア研究財団・主任研究員、93年日本大学短期大学部専任講師を経て、94年デジタルハリウッド設立。2004年デジタルハリウッド大学院開学、2005年デジタルハリウッド大学開学。デジタルコンテンツ協会などの委員を歴任。毎年多くのデジタルコンテンツ関連コンテストの審査員を務める。主な著書は「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)など。