ファインドスター 代表取締役社長 内藤真一郎
業界として売上ピークの91年から16年で2兆円
も売上を落とした、ある意味衰退産業である百貨店業界の
生き残りを賭けた会社同士の攻防を描いた業界本です。
百貨店のセンターピンてなんでしょうか?
この本を読むと「地域一番店」であることだそうです。
売れる商品を質量ともに確保すること
は「地域一番店」でないとメーカーや問屋の協力が得られず
難しいことがわかります。
新宿一番店の伊勢丹、梅田一番店の阪急は特にライバル店に
商品が入らないよう徹底的にやるそうです。
このロジックでいくと「地域一番店」を一番多くもってるグループが、
勝ち組でしょうか。
現在仮にA地区二番店でも、もしその百貨店グループがA地区
一番店よりも多数一番店をもっていれば、二番店でも逆に
取引先に圧力をかけられるということが戦略としてできると
いうことです。
現在銀座一番店の松屋がまさにこの問題に直面しています。
もともとの後ろ盾だった伊勢丹が銀座二番店の三越についたため、
単独でいくのか再編に飲まれるのか、次の一手は注目です。
僕の予想だと、「再編」で銀座に店舗のない高島屋ではないでしょうか。
一番店になる大事な要素に立地があります。
一等地が二等地に、二等地が一等地になる大きな流れも
つかまなくてはなりません。
装置産業な分、乗り遅れると致命傷です。
大阪であればミナミからキタ。
うちの会社のある北浜に以前三越があったのは、
昔を知らないだけに驚きです。
商業地としてはあきらかに二等地です。
名古屋であれば栄から名古屋駅前。
福岡は天神から福岡駅前へ新幹線で流れが変わるか見ものです。
百貨店業界の動向は、今後の国内産業組みの大きな試金石と
なりそうです。
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