PL(損益計算書)は分かるけど、BS(貸借対照表)は良く分からない方に、超カンタンにプチ講座です。
物販の会社の経営活動に応じて、貸借対照表がどのように変化するか見てみましょうか。
①資本金2,000万円で会社を設立
現金2,000万円 | 資本金2,000万円
②オフィス内装500万円、備品を100万円で開業準備で購入
現金1,400万円 | 資本金2,000万円
建物 500万円
備品 100万円
③商材を800万円で仕入れ
現金 600万円 | 資本金2,000万円
商品 800万円
建物 500万円
備品 100万円
この時点では資本金2,000万円は何の付加価値も生み出していません。
何故なら、純資産(資産-負債)は2,000万円のままで変化していませんので。
2,000万円を出資した人(経営者本人かも知れませんがw)からすると、銀行に預けておけば利息ついたかなぁとか思うかも知れませんね(笑)
④商品400万円分が800万円で売れました!
現金1,400万円 | 資本金2,000万円
商品 400万円 | 利益 400万円
建物 500万円
備品 100万円
仕入れた金額以上で売ることで、利益が出ます。利益の増加は株主資本(純資産の部)に現れます。上の④を見てみますと、資産の合計と株主資本の部の合計が2,400万円に増加しました。
このようにBSが大きくなっていくことは1株あたりの純資産(BPS)の増加を意味し、株価の向上につながります。
但し、これだけでは2,000万円の元手で400万円しか付加価値を生み出していないことになりますので、もっとレバレッジをきかす必要が出てきます。
そこで良く使われるのは、資本金はそのままで融資(借入)による資金調達により現金を増やし、商品を仕入れてより大きな売上を狙う方法です。そうすると、利益が増加することでBSは更に大きくなりますが資本金(株式数)は変わりませんので、1株あたりの純資産は益々増加します。
増資よりも借入で資金調達して、会社を成長させる方がレバレッジがきく、というのは、そういうからくりだからです。
最後の方は無視して頂いても構いませんが、企業活動とBSの変化はお分かりになりましたでしょうか。
1998年株式会社オリエンタルランドに入社。ディズニーテーマリゾートのマーケティングに従事し、年間活動計画立案、予実績管理、顧客分析、集客キャンペーンの推進等で実績。その後、経営コンサルタント、ITベンチャー企業経営企画室長を経て、2006年未来予想株式会社代表取締役COOに就任。マーケティングプロセスから事業機会の発見、成長ストーリーを数値化し、社外への事業計画のPRと社内の業績管理が専門領域。
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