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2008年6月 27日 16時19分

iPhoneについて(3) 法人市場

本荘修二 本荘事務所 代表 本荘修二

マイクロソフトExchange Serverとの連携が発表になり、Jobsのプレゼンのうまさもあってか、iPhoneはビジネス向けでも行けそうだ!とか言っている方もいるが、本当だろうか?

だからiPhoneはビジネスで使えない
http://www.atmarkit.co.jp/news/200706/25/iphone.html
とか、
【米フォレスター調査】iPhoneがビジネス・ユースに向いていない10の理由 (2007/12/27)
http://www.ciojp.com/contents/?id=00004353;t=57
などで、ビジネス向けでないことが説明されている。
そもそも、この形状(PDAっぽい)でコンシューマー向けで初の成功というところにiPhoneの意義があるのであり、至極もっともな議論である。

一方で、
iPhone新料金プラン―ビジネスシーン進出なるか
http://builder.japan.zdnet.com/news/story/0,3800079086,20365428,00.htm
iPhoneはビジネスツールとしても人気は上々
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20362948,00.htm
という話が出ているが、法人向けの料金体系がなかったりOutlookとつながってないとか、基本中の基本ができてないのが解消されたという次元である。
もっとも、エンタープライズ・アプリ開発側からすれば、機種ごとに異なっていて対応するのに四苦八苦となるケータイや自由度のないRIMより、パソコンの小型版(OSもUnixがルーツ)のiPhoneを法人も使ってくれれば楽だ。それは分かるが、大企業がロットをまとめてiPhoneを導入するかは、少なくとも近い将来は考えにくいだろう。
もっとも、iPhone導入で話題づくりやcoolさをアピールしたい企業もあるだろう。クリエイティブ等でiPhoneユーザーが会社の大半となれば話は別だ。もっとも、(1)でも述べたように法人向けにはアプリが必要だし、前述の記事で指摘されたような点の改善も望まれる。

※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

本荘修二

本荘修二

本荘事務所 代表

東京大学工学部卒業、ペンシルベニア大学経営学修士、早稲田大学学術博士。ボストン・コンサルティング・グループ、米Computer Sciences Corp.、CSK(会長付・グループ戦略室マネジャー)を経て、本荘事務所代表に就任。新事業コンサルティングを手がける。また、NetService Ventures Groupアドバイザー、広域渋谷圏クリエイターマッチングLLP代表、一柳アソシエイツ・レジスタードパートナーを務める。埼玉大学客員助教授、経済産業省・産業構造審議会情報サービス・ソフトウェア小委員会委員でもある。