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最近、資金調達の依頼が増加しています。
こういう金融市況ですから、ベンチャー企業が苦労しているのは当然のことです。

投資サイドも取りあえずは何でも手をつけてみる・・・という投資スタンスは昔の昔であり、今は非常に吟味をして投資をしています。

私達に、日々依頼が来る資金調達依頼は、時間に猶予がない企業が多いのですが、私は必ず投資事業会社をクライアントと一緒にまわる前にクライアントと一緒に知恵を振り絞ることをやります。
何に知恵を絞るかと言いますと、

?事業のポテンシャルの精査
市場規模、市場の成長性を明らかにする。

?顧客のニーズ
出来る限り顧客ニーズをリアルにヒアリングしたいので、少数でもアンケートやヒアリングを実施していると有難い。

?競合優位性
競合のピックアップと、機能面、価格面での優位性と参入障壁の有無を確認。

?自社の強み
何が継続的に事業を成長させる原動力になるかを確認。アーリーステージの場合は経営者自身が3年以内のデスバレーを乗り越えられるバイタリティとハートがあるかが重要。

?事業のボトルネック
ビジネスシステムの中で、ヒト・モノ・カネ・ジョウホウが流通する訳ですが、ボトルネックになるポイントをチェックする。本当に仕入れが可能か。物流はどうするのか。販売手数料は。包装はどうするのか。全てのビジネスシステムを順を追っていくことで、意外に詰め切れていない箇所が出て来る。

?収益性
利益計画の作り方に無理はないか。抜けているコストはないか。人員計画は適正か。従業員1人あたりの各経費は適正範囲内か。粗利は高いのか。

?継続性
資金繰りの作り方に無理はないか。売掛金の回収サイトは適正か。必要な投資は盛り込んでいるか。不足する資金は明確になっているか。バーンアウトの時期は明確か。

?成長性とKPI
何が伸びると事業が成長するのかが明確になっているのか。事業のKPIは何か。

?資本政策
上場までの資本政策をチェック。株主比率、株価、バリュエーション、株式の種類、ストックオプションなど。

簡単に言いますと、上記の項目は私は必須項目として、事業計画書を提出頂いた後にチェックして、不足している部分もしくはロジックが欠落している部分は、一緒に考えて埋めていきます。

多少の時間はかかっても、必ず実践します。
そうしないと、投資事業会社にご紹介しても必ず指摘されてしまうからです。

時間がない中で、事業計画書の上記ポイントに対するアドバイスをし、修正し、一緒に考える作業は大変ですが、様々な事業の立ち上げに関わらせて頂いていることは、私達の財産にもなっております。

そして、投資判断に必要な、財務諸表、株主名簿、定款、登記簿、役員略歴、契約書の有無、営業進捗管理表を提出頂いて、全てに目を通して簡単なデューデリジェンスを行います。事前に指摘できるものは全て私達のところで指摘して修正していきます。
ファイナンス交渉の最中に、そのような基本的な部分に対する指摘や修正で時間をかけたくないからです。

ましてや、こういう時期ですから、デューデリジェンスと事業計画書のチェックは欠かせません。残念ながら、その結果、お断りするケースもあります。

ですから、資金調達をお考えの方は、早目にご相談ください。

遅くても調達を希望する月の4ヶ月前には動くようにしてください。

ベンチャーのM&A活用セミナーを開催します。
自分の会社の”売り方”、あの会社の”買い方”を教えます。

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※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

庄子素史

庄子素史

未来予想 代表取締役COO

1998年株式会社オリエンタルランドに入社。ディズニーテーマリゾートのマーケティングに従事し、年間活動計画立案、予実績管理、顧客分析、集客キャンペーンの推進等で実績。その後、経営コンサルタント、ITベンチャー企業経営企画室長を経て、2006年未来予想株式会社代表取締役COOに就任。マーケティングプロセスから事業機会の発見、成長ストーリーを数値化し、社外への事業計画のPRと社内の業績管理が専門領域。