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【参考】予実管理シート

事業計画作成は、ベンチャー企業だと主に資金調達の際に投資会社や金融機関に提出するものとして使われますが、本当の目的は外部用ではなく、経営管理用です。

予算に対して、実績はどうだったのか?これを議論する為の素材として事業計画(予算)があります。売上が3倍に伸びていても損失が3倍に膨れ上がっていたら、コスト構造が間違っていたか、無駄な経費が執行されていることを証明します。無論、戦略的にそういう予算なのであればいいのですが・・・。

損益だけではなく、資金繰り計画に対しても予算実績管理は必要です。計画値よりも現預金は多く残っているのか、少ないのか、またいつキャッシュが底を尽きるのか、経営者として把握しておかなければなりません。

また、売上につながる先行指標として、KPIも予算化しますので実績と比較します。会員数なのか、UU数なのか、購買者数なのか、購買単価なのか、受注件数なのかetc・・・。会社によって売上を構成するKPIは変わりますが、KPIの予算実績管理も必須です。

これらの予算を管理する予算実績管理表ですが、どのように作ればいいのでしょうか。伝わりにくいですが、

上から、

①KPI
②事業別売上
③原価
④販売管理費
⑤資金繰り

という順番で月別に予算と実績、予算比、予算差を並べていくと管理しやすいと思います。

取締役会で損益を一目で把握でき、且つ資金繰りも評価できますし、成長の指標になっているKPIの動向も議論できるでしょう。
取りあえずは、色々と管理したくなる人も多いですが、この程度をおさえておけばベンチャーとして十分ではないでしょうか。予実管理という名の健康診断は最低でも月に1回は受けましょうね。

このシートをベースに議論して、営業の何を改善すべきか、経費の執行状況はどうか、原価率は想定通りか、人員は適正か、、、あっ、そうそうシートに入れ忘れましたけど、人員計画に対する予算と実績も必要ですね、ベンチャーは。すぐに人を増加させる傾向にありますんで。

それで1回作成した予算実績シートは容易に作り変えない、これ基本です。作り変えるということは、決めたことをまた変えることを意味します。事業の成功には有機的に環境の変化に順応しなければならない反面、一度決めた予算を死守する忍耐強さも必要なのですから。

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※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

庄子素史

庄子素史

未来予想 代表取締役COO

1998年株式会社オリエンタルランドに入社。ディズニーテーマリゾートのマーケティングに従事し、年間活動計画立案、予実績管理、顧客分析、集客キャンペーンの推進等で実績。その後、経営コンサルタント、ITベンチャー企業経営企画室長を経て、2006年未来予想株式会社代表取締役COOに就任。マーケティングプロセスから事業機会の発見、成長ストーリーを数値化し、社外への事業計画のPRと社内の業績管理が専門領域。