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2008年8月 28日 09時40分

日本のITベンチャーは2010年に復権する

西山圭 アサップネットワーク 代表取締役社長 西山圭

最近思うこと。

 ・日本の新興市場株は、国際的にみて割安なまま放置されている。

 ・日本の新興企業が欧米あるいはBRICs諸国のベンチャーと比較して

  少なくとも技術力で負けていることはない



まずは、こちらのBlog。

http://www.ir-share.com/2008/08/10/96

これを見ると、日経225やTOPIXと、各市場の株価の「単純平均」が

かなり乖離した動きになっているのがわかります。



TOPIXは時価総額が加味されていることを考えると、

大まかな傾向として、時価総額の大きな国際優良企業が

相対的に高い株価を保持しているのに対し、 中小型株は

2年以上にわたり下落トレンドにあるわけです。



新興3市場の指数は東証1部2部よりさらに過激に下落しており、指数ベースでも

2006年初頭から60-80%下げています。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20080728mh02.htm



結果として現在、

たとえばマザーズにおいては、1/3以上がPBR1倍以下という異常事態。

http://quoterank.yahoo.co.jp/ranking/search?b=1&mk=17&kd=12&ca=1&tm=day&

(08/08/27時点で上場195社中77社)



PBR1倍以下というのは、単純にいえば

「事業継続するより解散して株主に残余資産を配分したほうが儲かる」

という状況で、市場がその会社の将来に対して全く期待していないという

ことになります。



もちろん、新興市場に上場している企業それぞれの

業績や将来性に問題を抱えていることも、もちろん株価低迷の一因ではあります。

しかし、市場全体としての下落トレンドも大きく影響しているわけです。



とにかくにも上場審査をくぐりぬけ、ある程度の成長を

遂げて株式公開を果たした若い新興企業が、ロクに将来性を評価

されない、という現状には、個人的には違和感を持っています。



実際、日本のベンチャーが海外企業と比べて技術力が低いとは思えません。



将来性やコーポレートガバナンスに関しても、新興ベンチャーのレベルでいえば

決して諸外国に比べて著しく程度が低いわけではないです。

国内だけをとってみても、GDPベースで見れば

現時点では世界有数の規模の経済規模がありますし、J-SOX対応をはじめ

内部統制に関しては、とにもかくにも5年前に比べれば格段の発展をしています。





実際のところ、

世界の投機マネーは次の行き場を探している状況。



マクロ経済的には、原油価格の下落に加え

日経ヴェリタスからの孫引きですが

http://blog.goo.ne.jp/dancing-ufo/e/02d418b9a2861b327b18bd5938395ae3

ロシア・中国などのBRICs株式市場は暴落にちかい下落局面とのこと。

これまでのイケイケドンドンから調整期に入っています。



政策金利においても、世界的に利下げ基調となっているため

結果として円vs他通貨の金利差は縮小しています。



ということで、グローバル視点では相対的に投資先としての日本市場は

魅力を増していると考えます。

実際、9月には株式市場において外国人は買い越しに転ずるという観測も

出ています。

http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/news/top&newsid=4508





そして、リスクを果敢に取りに来る投機マネーは

大型株だけでなく、中小型・新興市場を

ターゲットにしてくるのではないでしょうか。



実際、日本の新興市場は充分、投資を受け入れる

素地を持っています。



時価総額でみると、マザーズの時価総額合計は3月末時点で2兆円以上。

http://www.nicmr.com/nicmr/data/market/stock.pdf (2ページ)



これは、ベトナムの株式市場全体の時価総額に匹敵します。

http://capital.jp/invest/Vietnam.pdf (12ページ)

ボリュームとして100億ドル規模の投機マネーが流入する可能性は

今後、充分に考えられます。





森永氏のコラムは、投機マネーの崩壊とパラダイム転換を訴えますが

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/147/index.html

個人的にはさすがにそこまでの過激な転換があるとは思いません。

(そして、今のトレンドでいけば、今後日本市場への資金流入は多少なりともある、とも書かれています)



いずれにしろ、日本の新興企業が本当の意味でライブドアショックを乗り超えて、

再び脚光を浴びる機会は近い。

そんな予感と、成長の鼓動を、当事者の一人として

最近なんとなく感じています。





※ポジショントーク全開です。すいません。

※半可通なので、ツッコミどころ満載です。

※投資は自己責任で。


※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

西山圭

西山圭

アサップネットワーク 代表取締役社長

1974年神奈川県生まれ。慶応義塾大学在学中、学生ベンチャーに参画するも挫折。大学卒業後、1998年サン・マイクロシステムズ日本法人に入社。5年間で日米ドットコムバブルの熱狂と崩壊を体験する。2003年よりアサップネットワークに本格参加、2005年より社長に就任。現在、モバイルコンテンツ配信およびモバイルポータル運営を中心に、モバイルBtoCに特化した独自のコンテンツ、サービスを提供。