デジタルフォレスト 代表取締役社長 猪塚武
私は今インドのチェンナイにいる。元々はマドラスと言われていた場所だ。インドでは都市名をインド名に変える動きがあるのだがその流れでチェンナイになった。有名なバンガロールもベンガルールという名前になるそうだがバンガロールという名前が世界的なブランドとして売れているだけにもったいない気もする。まぁこれもナショナルアイデンティティーなのだろう。
今回私がチェンナイに来ているのはインド子会社立ち上げのためなのだが、チェンナイは今が一番いい季節。インドといえば病気が気になるということで狂犬病やA型肝炎の注射をうって張り切ってきたのだが、いざこちらに到着してみると東京本社ではインフルエンザが流行っていて私は間一髪セーフでインドに脱出できたことが判明。東京は花粉の季節であるということもありインドの気候が楽園のように思える。
今回のインドの滞在は約10日間と少し長めである。私のうちからこちらのオフィスまでドアツードアで20時間かかったこともあり移動を土日にやりたいということからこのスケジュールになった。弊社の業務はグループウェアやメッセンジャーや音声会議など普及しているので時差を考えなければあまり業務に支障は無い。
こちらで感じることだが、インドの朝が遅いこと。10:30始業の会社もあったりするのだが理由は交通事情が悪いことも影響しているかもしれない。その一方で夜は遅い。夜9時からパーティーがスタートするということもあり。12時に抜ける人は私以外ほとんどいない感じだ。そういうことで日本とインドの時差は3時間半なのだが始業時間の違いがあるので実質的には5時間くらいの時差がある感じがする。弊社では毎朝8時から経営会議をしているのだが、インド時間で朝の4時半。インドの滞在中も欠かさずにやってはいるものの出張も後半になると少し辛い。
また、時間を遅れることに対して極めて寛容である。これはヒンズー教のせいかもしれないがどちらかというと交通事情の悪さから来ている気もする。今回参加したイベントでは朝10時と書いてあった基調講演に参加するために9時50分に会場に行ったところ私以外は誰もいなくて結局スタートしたのは10時50分だった。インドの人たちは全員そういうものだと理解しているようなので誰も驚かず、インド時間を教えてくれという私の質問にニヤニヤしているだけだった。
今回の滞在で一番驚いたのは夜食事をしたインドの社長が年齢25歳で売上100億円の複数事業から構成されるファミリービジネスを継承していたこと。まだ独身でありこれから奥さんを探すそうだ(ものすごく好青年)。妻と娘が大好きなテレビドラマの「花より男子」の道明寺のインド版のように思う。さぞかしもてるのかと思えば結婚相手はご両親が決めた相手でOKとのこと。(Your choice is my choiceと両親に伝えているそうだ。)ちなみに40歳の私と弊社スタッフは2人でこの25歳の好青年に晩ご飯をご馳走になりました。東京では絶対にお返しをしなければ!
今回のインド滞在であるインド子会社立ち上げは順調に進みそうな気配。東京本社の監査法人のインドの代表者にも偶然会うことができ、チェンナイ子会社の監査・税務などもきちんとできそうだ。一番良かったことは弊社のスタッフが予想以上に元気だったこと。英語が苦手なHRの女性マネージャーを1人でインドに送り込んだことに対しては賛否両論があり、サポートしなければならないという気持ちがあったのだが女性であることも幸いして日本人コミュニティーに溶け込めたようにも思う。
インドは凄い勢いで変わっている。新興市場で言えばインドのPERは90(中国は50、日本は10?)我々も流れに乗り遅れないように頑張ろう!
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