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2008年7月 8日 10時10分

歓迎ガラパゴス化、必要なのは多様性

福野泰介 株式会社 jig.jp 代表取締役社長CEO 福野泰介

日本の携帯電話業界に関して言われるガラパゴス化、私は大いに歓迎したい。日本の江戸時代の鎖国や、アニメ文化など、何かを創り出すには外界に流されずに、じっと創る時間が必要なもの。



> (世界に開かれていて)競争が激しいほうが進化するはずなのに、

> (携帯電話業界は)日本のほうが進んでいる

(「ケータイの未来はSF小説の中にある」--元ドコモ夏野氏が熱弁)



特におかしいことはなく、日本という小さな世界に、多くの携帯電話メーカーが激しい競争を繰り広げた結果、独自のすばらしい進化を遂げたということだと思う。i-modeを代表とする、コンテンツと機能を合わせて進化させる、生態系を作り上げたドコモの功績は大きい。



広い世界で、ノキア、モトローラ、サムソン、ソニーエリクソンのたった4社の携帯電話メーカーで市場の78%を握っている状態は、決して開かれた世界と言えない。(ソニーエリクソン、シェア拡大で4位に--2006年携帯電話世界市場モバイルチャンネル - CNET Japan)



> 最後に夏野氏は、「すべてはフツーの人のために」というキーワードを掲げた。

(「ケータイの未来はSF小説の中にある」--元ドコモ夏野氏が熱弁)



重要なのは人。携帯電話の機能にこだわる人もいれば、フツーにメールが使えればいい人もいる、どんなにがんばって作った機能も役に立たなければ、使えなければ無意味。フツーの人を狙うのはドコモらしい戦略。



いろんな人に向けていろんなガラパゴス諸島が生まれる世界こそ、多様化し続ける現代社会に求められるものである。iPhone、Androidなど、新たなガラパゴスの発生に対する歓迎ムードは喜ばしい。


※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

福野泰介

福野泰介

株式会社 jig.jp 代表取締役社長CEO

1999年福井高専卒業。2000年有限会社シャフト技術担当取締役に就任。2001年有限会社ユーエヌアイ研究所を設立、代表取締役社長に就任。2003年jig.jpを設立、代表取締役社長CEOに就任。開発センターのある福井県鯖江市に住む。携帯電話用ツールアプリケーションの開発販売を通じ、スマートな生活を提案する。