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2008年5月 30日 16時07分

ぼくは名刺は持ってないです。名刺は検索効果も営業効果も薄いから。

村上福之 株式会社クレイジーワークス 代表取締役ワーキングプア 村上福之

最近、ぼくは名刺を持ってないです。いつもお会いする人に「名刺は切らしてまして」
と適当に流しています。理由は単純です。

メール交換(検索可)>>>名刺交換(検索不可) だからです。

この間には越えられない壁があります。この業界において紙の名刺をもらっても検索対象になりませんが、メールは一度でももらうと検索対象になります。名刺を渡したからいつか仕事は来るだろうと思うという楽観的観測は東スポの記事よりも当てにならりません。

もうすでに、ぼくらの業界ではデジタルになってないものは取り出すのが面倒くさい情報になったと思います。目の前にタウンページがあっても、遠い遠いアメリカのGoogle様で検索したほうが速いのです。同じように、名刺入れをひっくり返すよりも、メールソフトで検索したほうが遥かに楽なのです。メールのシグネチャを見れば住所も電話番号も書いています。名刺に書いている住所はコピペできませんが、メールのシグネチャの住所はコピペできます。さらにgmailなどのWebメールでは、一通送れば、ほぼ未来永劫あなたの連絡先は相手のアカウントに残ります。一方、紙の名刺の場合は、渡した後はもう二度と日の目をみないこともあります。この違いはMSXとスパコンよりも大きいです。

名刺を渡さないという方針を貫くことで、初めてお会いした方には必ずメールを出すというプレッシャーを自分に課しています。メールを出さないとつながりが完全に消えるからです。名刺をもらってない人には目の前でぼくのPCを開き、ThunderBird(メールソフト)の送信画面を開いて、アドレスを入力してもらい、その場で空メールを出します。または、Skypeやメッセンジャーで一言飛ばします。ただし、交流会やパーティーなどではそういうわけにはいきません(出席しないけど)。どうしても必要なときは、そのときだけ100円ショップで用紙を買ってインクジェットで適当な名刺を作って持っていきます。

どうせ、ぼくの名刺なんて価値ないし、資源の無駄ですし、もらっても二度と見ないし、ケツを拭く紙にすらならないでしょうからそれでいいと思ってます。地球にやさしいクレイジーワークスです。

名刺を持ち歩かなくなってからの方が、お会いした方とビジネスにつながる確率はかなりがりましたし、売り上げも上がりました。

名刺は営業ツールというのは、アナログな業界の常識かもしれません。しかし、IT業界ではそうではないように思う今日この頃です。



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※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

村上福之

村上福之

株式会社クレイジーワークス 代表取締役ワーキングプア

1975年大阪生まれ。関西の家電メーカーにて、プリンタドライバ(MacOS/Windows)、コンパイラ、画像圧縮エンジン、組み込み系ドライバー開発を行った後、デジカメ開発や SDカードのドライバ開発に従事する。退職後、オーストラリアを放浪中にWebデータベース開発を受託し、Webプログラミングを独学で学ぶ。過去の業績が認められオーストラリア政府より永住権を授与。帰国後、フリーのエンジニアとして、PDA向けのアプリケーション開発に従事。その後、Yahoo!コンテンツストア向けマンガ閲覧ソフトウェアの開発を受託。2GBのSDカードに16時間の動画を高画質のまま圧縮する独自の携帯電話向け動画コーデックを大阪梅田のマンガ喫茶「メディアカフェポパイ」で開発し、そのソリューションが経済産業省主催のビジネスプランコンテスト「ドリームゲートグランプリ」で国内2位のビジネスプランとして認められる。現在、株式会社クレイジーワークス代表取締役総裁。オーストラリア技術独立永住権保持者。オーストラリアコンピュータ協会アプリケーションアナリスト。国際会計資格アカウンタビリークラス。Sun MicroSystems公認デベロッパー(SJC-P/SJC-WC)、Linux Professional Institute。株式会社ロケットスタート取締役。組み込みプログラミングから、Windowsアプリ/ドライバ、Webシステム、携帯アプリまでこなす。好きな言葉は「C言語は世界を救う」。