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『CNETコラム:経営者×ベンチャーキャピタリスト=無限の可能性』の最終回はリード・キャピタル・マネジメント(日興アントファクトリー)の谷本徹さんと、投資先ベンチャー企業であるリプレックスの直野典彦さんに登場いただいた。これがコラムです(↓)本日掲載!是非ご覧ください!
必要なのは真の成功目指し「穴を掘る」パートナー

以前より谷本徹さんにインタビューを行ってみたかった。それはベンチャーキャピタルとしてビジネス実績もあり、ベテランとして継続して、投資を続けるエネルギーそして多くの人から信頼されている谷本さんの人柄を深く知りたく、そこにはベンチャーキャピタルの本質があると感じていたからだ。
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2時間近くの対談で、谷本さんについてとりわけ印象的だった点はこの5つだった。

・誠実であること(かけひきをせずに正直であること)
・本気で目の前の相手とぶつかる姿勢
・鋭い洞察力をもつこと
・安心感があること(リスクテイクをしっかりとする)
・豊富な経験をベースにアドバイスができること

 一方では日本のITベンチャー業界では谷本さんのようなアーリーステージのベンチャー投資において本気でむきあい、ぶつかっていくVCが少なくなっていることが最近の危惧する点である。以前に日本ベンチャーキャピタルの照沼大さんより「VCはDream Enablerだ。黒子として起業家と一緒に、夢を実現するためのよきパートナーがVCである。」と聞いたことがある。そういった「Dream Enabler」の役割を担い、アーリーステージに特化した本気でぶつかるVCが日本で一人でも増えることを祈っている。

2006年5月よりはじまったこの取材コラム「経営者×ベンチャーキャピタリスト=無限の可能性」は日本で活躍する16人のVCそして12人のベンチャー経営者との本音トークに意識を集中して、その実態・真実そしてありきたりの質問だけではなく、その人の仕事のやり方・フィロソフィーを率直にお聞きしてきた(VCの本質は会社組織ではなくあくまでも個人なので)。

今回で最終回となるが、いままで予想以上に多くのベンチャー業界中心の皆さんにご覧いただき、驚きと喜びでいっぱいである。本当にありがとうございました!

たまにベンチャー経営者より、日本には優れたVCがいないとか、投資するだけでなにもやらないとか、VCは好きではないなど前向きでない意見を聞くことがある。私がいままで日本で800人近くのベンチャー投資に携わる人達と接点をもってきたが、取材に登場したVCの皆さんをはじめ素晴らしいVCは日本にも存在することは事実である。私はもっとベンチャー経営者とVCの双方の深い理解と誠実・正直な対話が必要と感じている。いままでの手掛けた取材コラムにVCとのパートナーとしてのあり方などキーメッセージはいっぱいつまっているので、是非多くのベンチャー経営者の皆さんにいままでの取材コラムを読んで、なにかしらの気づきになれば大変うれしく感じます。

最後に、快く取材に応じていただいた素晴らしいVCの皆様、熱きベンチャー経営者の皆様そして長い間ご覧いただいた読者の皆様に感謝します。本当にありがとうございました。

日本のVC業界そしてベンチャー業界の更なる飛躍と発展を心よりお祈りしております。

いままで快く取材に答えていただいた皆さん(取材当時の所属・役職で記載)です。そしてそのときの取材コラムもリンクしました。

第十二回:企業連携の“win-win”には必然の流れあり(2007年07月23日)
株式会社オプト 執行役員 事業戦略本部長 福岡裕高さん
株式会社インタースペース 代表取締役 河端伸一郎さん

第十一回:大手とベンチャー連携の肝は“人”(2007年05月28日)
住友商事株式会社 投資開発部 成長企業投資チーム 課長代理 志津由彦さん
アライドアーキテクツ株式会社 代表取締役社長 中村壮秀さん

第十回:ともに歩もうとする決意促すのは、「志」の高さと柔軟性(2007年04月16日)
株式会社サイバーエージェント・インベストメント 代表取締役社長(兼サイバーエージェント専務取締役)西條晋一さん
株式会社サイバーエージェント・インベストメント 鈴木麻美さん
ジー・プラン株式会社 代表取締役社長 渡辺浩さん

第九回:大学発のベンチャーとVCが生み出す産学連携のダイナミズム(2007年02月15日)
株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)代表取締役社長・マネージングパートナー 郷治友孝さん
株式会社シリウステクノロジーズ 代表取締役社長 宮澤弦さん

第八回:世界に挑戦するベンチャーはいかにして生まれるか(2007年01月25日)
日本アジア投資株式会社 東京投資第4チーム ゼネラルマネージャー 有本雄観さん
日本ベンチャーキャピタル株式会社 西日本支社 ベンチャーキャピタリスト 藤本良一さん
SeedC株式会社 代表取締役 崔正浩さん

第七回:女性ベンチャーキャピタリストだから話せる、VCの魅力と苦労とは(2006年12月25日)
株式会社インテック・アイティ・キャピタル 投資部長 遠藤弘子さん
日本アジア投資株式会社 マネージャー 落合加奈恵さん
ネットエイジキャピタルパートナーズ 株式会社 アソシエイト 長谷川彩子さん

第六回:ベンチャーは与えられたルールを壊してこそ成功する(2006年12月06日)
ワークス・キャピタル株式会社 シニアマネージャー 本間真彦さん
株式会社MonotaRO 代表取締役社長 瀬戸欣哉さん

第五回:ベンチャーキャピタルは「もの言う株主」より「働く株主」であれ(2006年11月02日)
株式会社アイシーピー 代表取締役社長 石部将生さん
カカクコム取締役相談役 穐田誉輝さん

第四回:時流に迎合しない投資と経営が成功の鍵(2006年09月07日)
株式会社リヴァンプ パートナー 上田谷真一さん
ニュー・フロンティア・パートナーズ株式会社 投資第一チーム チーフキャピタリスト 鮫島卓さん
ケンコーコム株式会社 代表取締役社長 後藤玄利さん

第三回:本音を言い合えるパートナー関係が企業も投資家も育てる(2006年08月04日)
日本ベンチャーキャピタル株式会社 インベストメントマネージャー 照沼大さん
株式会社メンバーズ 代表取締役社長 剣持忠さん

第二回:“赤浦流”の投資スタイルでjig.jpは今世紀を代表する企業へ(2006年07月07日)
インキュベイト キャピタル パートナーズ ゼネラルパートナー 赤浦徹さん
株式会社jig.jp 代表取締役 福野泰介さん

第一回:顧客志向の1兆円企業を作る高い視点の経営 (2006年05月26日)
Globis Capital Partners パートナー 仮屋薗聡一さん
ユニバーサルソリューションシステムズ株式会社 代表取締役社長 山口浩行さん

※このエントリはVENTURE VIEWブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および VENTURE VIEW編集部の見解・意向を示すものではありません。

勝屋 久(Hisashi Katsuya)

勝屋 久(Hisashi Katsuya)

IBM Venture Capital Group 日本担当(Partner)

1985年日本IBMに入社。2000年よりIBM Venture Capital Groupの設立メンバー(日本代表)として参画。「Venture BEAT Project」の立ち上げメンバー。独立行政法人情報処理推進機構「2008年度未踏IT人材発掘・育成事業」のプロジェクトマネージャー就任。日本において9年間で約3000名のベンチャー経営者および約800名のVC・ベンチャー支援者の方々と接してきた。総務省「情報フロンティア研究会」構成員、経済産業省「Vivid Software Vision研究会」委員、富山県立大学MOTの非常勤講師をはじめとする講演、パネラー、モデレーター、審査員など、CNETコラム「経営者×ベンチャーキャピタリスト=無限の可能性」の連載、Infinity Ventures Summitアドバイザーなどを手掛ける。 ∞∞∞ このサイトの掲載内容は私自身の見解であり、必ずしも私の所属する企業や組織の立場、戦略、意見を代表するものではありません ∞∞∞